春の朝陽射し 躍る花弁に
心浮かされたように
飛び出すあの晴る日
遊ぶ旱の日 走る流れ星
白む雪を後目に
また一回り
別に期待なんて無かった
気持ちの逝き場も無かった
気を許せる誰かに
凡てを吐き出してみたい
混ざれない凶に
輝いたのはその向こうに
暗闇に呑まれてた私を照らした
ねぇ、ダーリン
光ってもう、眩んでもう
それ正に悪魔を弔う夢物語みたい
吐いてようが穿ったようだ
愛故に
逢えたこの街 そのアルムナイ
何故か気づいて欲しい 躍るこの胸に
あなたしか見えぬように
落ちた夏の酔い
そんなじゃないのに 伝わりやしない
これは誰のために
また空回り
叶う願いなんて無かった
夢の世界だって虚像で
治ってた傷も足掻いてた過去も
戻ってきちゃったみたい
愛すべきなのに
それすらも裏返すように
打つ波に呑まれたい私は恋した
ねえ、ダーリン
僻んでも妬んでも優しさに
その笑える限度が分からない
何 頑張ろうが 変わんない今日が
馬鹿みたい
諦め怒り 心の痛み
さよならが殺してく 嗚呼
忘れない
嫌だけど、じゃあ、またね
想い出す
あなたの声を、またね
果てしない 終わらない
それもまた「別れ」の意味
見えたあの街 一つの旅路
振り返るダーリン
為す術無く手を振るように
私は今何を届けていたい?
縢り
歪んでもう咽んだような眩しさに
今 翔んで往こうと
はためかせた あなたに
明日の朝に 伝えたい
ねえ、ダーリン
泣いても笑ってよう
羽音に
西から吹くその追い風に乗り
愛 謳ってよう、語ってよう
先の未来
確かに育ち 遥かな巣立ち
さらばこの街 あなたの轍
あのアルムナイ
春の茜さし 抱く花束に
未だ泣かされたように
旅立つアルムナイ
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