#6-4「みんなお見通し」



一方、レンにネルのことを任せて、ミクを連れ出したリンはというと


「リンちゃん…相談っていうのは?」

「え?あぁ!そうだった!えーとねー。うーんとねー。」


リンはそこのところ何も考えてなかった


「分かってるわ。…あの場所から、私とネルさんを離すためでしょ」


当然、ミクにはお見通しだった


「ごめんね。なんか、気をつかわせて」

「ううん!ミク姉が謝る必要はないよ。ネルさんを怒らせたきっかけは、私がはしゃいでいたからだし…」


リンには自分がネルの怒りの引き金を引いてしまったことの自覚と罪悪感があった


「ふふ。リンちゃん、優しいね」

「え?」


ミクは不意に笑った


「ネルさんにいろいろ言われて、私が落ち込んでるとおもった?」

「え?…うん」


リンはミクの意外な反応に驚いた


「ふふふ。確かに少しは堪えたけど、あんなこと言うのには、きっと何か理由があると思うの」

「…うん」

「その理由を、いつか話してくれるまで待つわ」

「え?きかないの?」

「だって、私きらわれてるもの…」


ミクが一瞬、悲しい顔をした気がした





しかし、次の瞬間には笑顔になり、リンに向かってこう言った


「ねぇ、リンちゃん!!今日はやけにテンション高かったね?どうしてかな~?」

「……えーと…それは…///」


ミクはにこにこと面白がっていた


「ネルさん、レン君に一目ぼれしちゃってたよね~。相変わらずそういうことには、レン君は気づく気配が全くないけど。」

「……うん」


ミクとリンは、ネルの分かりやすい反応を見抜いていた


「ネルさんとレン君が話す暇を与えないように、リンちゃんが無理していろいろ話してたもんね」

「うぅ…いわないでよ~///」


リンの顔が真っ赤だった


「でも、よかったのかな~。ネルさんとレン君を2人っきりにして。」

「うぅぅぅぅ…ミク姉!!私!!先に帰るね!!」


そういうとリンは全速力で走っていった



ミクはリンの反応を見て楽しんでいた




しかし、同時にものすごく感謝していた

【自分の大事な人を他の人と2人っきりにさせたくない気持ち】と
【私が落ち込んでいるという状況】を天秤にかけ、私を選んでくれたのだから……


「ありがと、リンちゃん」



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなでボーカロイド観察(仮)#6-4

ミクとリン
二人だけのときは、本音で話せるみたいな感じにしたかったw
なってるかは…なってないwww

そして、うまく収束してない!
ほんとはもっと、たのしい歓迎会的なものをやろうと
おもってたのに~

ネルのせいで!(自分のアドリブが荒らぶったせいで!)
なんか、面白くない回に!

でも、これもアドリブの結果なので
隠ぺい工作をせずに、これで進める!ww
大丈夫かな……不安w

ほんとにアドリブだってわかってもらえる回になったような
そんな気さえする残念な出来ww

これ以上、この話を引き伸ばしても変な方向にしかいかないので、
新しい入居者編はこれにて打ち切り!ww

ネルの謎とかは、随時絡めていきますw

閲覧数:530

投稿日:2011/12/19 01:54:06

文字数:1,000文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • june

    june

    ご意見・ご感想

    リンちゃんはテーマを全部兼ね備えていますね!

    ミクは精神が強いなあ…

    2012/05/14 16:08:23

    • しるる

      しるる

      リンちゃん、かわいさと強さを兼ね備えていますww

      ミクは今のメンバーの中じゃ、結構、お姉ちゃんだもんねw
      がんばってますww

      2012/05/14 17:24:25

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