ひまわりのうた

ずっと、太陽に恋をしていた少女がいた。
来る日も、来る日も太陽に恋い焦がれ…空を見上げていた…

晴れの日も、雨の日も、風の日も、…ずっと…ずっと

そして少女は空を見上げながら、最後まで太陽に恋をしながら笑うことなく死んでいった。

それを見かねた神様は、少女を背の高い太陽に似た花を作り少女を花にした。

背が高く、太陽に似た向日葵という花に…

それ以来ひまわりは太陽を見上げつづけ、太陽を追い続ける。
恋い焦がれる少女のように…ずっと、ずっと…

でも、太陽まで届かなくて。毎年毎年ぽろぽろぽろと
大粒の涙をこぼす…

そして、夏・・・向日葵は咲き続けるのだずっとずっと…太陽に恋をして

君は歌い続ける。

この歌よ届けと・・・


涙は大地に落ちて いずれ足に根が張り

姿が変わっても


歌い続け


恋し続け


太陽を求め続ける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

(non title)

閲覧数:88

投稿日:2010/06/07 21:50:24

文字数:383文字

カテゴリ:その他

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