ことばと雨。


いつかのかさぶたを君の爪がくすぐるたびに
つないだ右手が愛おしくなってった
閉じられたまぶたの裏にたくさんの花束を
どんなに厚い雲だってほら解けてくの
柔らかい猫の毛みたいに

心の内側に真っ白な辞書があってそれを埋めなきゃって思ってたんだよ
笑っちゃうよね

触れて見つめ合ってはしゃいで苛立ちが綻び出して
言葉と雨に変わるのをそう確かに感じてた

捨てられるものなんて案外少なかったみたい
並べて数えてしまい直すだけで
問いなんて持つから答えが欲しくなるんでしょう
君の笑顔と優しい声と
思い出なんて綺麗なものだけでいいよ

気付かぬふりをしたあの日の代償を今
背中を押すことで払えるんならそれもいいかなって

軽やかに踊る君のしっぽの先だけをつまんで
すれ違っても信じた
愛してる愛されてる

美しく響く世界をその体に閉じ込めたまま
今も君は夢見てる
きっと誰かと

ライセンス

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【巡音ルカ】ことばと雨。【オリジナル】

全体通して「い」抜き言葉です
日本語は正しくが私の主義ですが、
可愛らしさの演出ってやつです

tsukina yahano

閲覧数:178

投稿日:2014/06/26 19:35:49

文字数:394文字

カテゴリ:歌詞

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