遮るもの　もどかしくて
溜め息混じり　吐息纏い
失った日々を　取り戻せなくて
あぁ

むせ返る鈍色の　ちぎれ雲が
いつか雫となって
僕らを　包んでく

壊れた夢を　数えて
さめざめと　嘆くより
今ここで　君は生きている
それだけで　十分さ

届くあてない　想いの
栞を挟んでは
読み返すだけの　日々から
サヨナラするんだ
ここから始めよう

追われるように　走り抜けて
迷い込んだ　物語は
過ぎ去った日々を　書き戻せなくて
あぁ

照り返す水たまり　揺らす風が
光るしぶきとなって
僕らを　包んでく

塞いだ傷を　なぞって
悲しみ　浸るより
今ここで　君は生きている
それだけで　十分さ

果てることない　旅路の
途中で引き返し
繰り返すだけの　日々から
サヨナラするんだ
ここから始めよう

夜の帳と　星のきらめき
絶え間なく　降り注ぎ
この街に　溢れ出す
君と僕だけの　メロディー
胸に抱いて　眠るよ

折り返す潮騒の　向こう側で
見たことない　世界の
誰かが　待っている

繋いだ手と手　絡めて
孤独を　吹き飛ばし
今ここで　君は立っている
それだけで　十分さ

終わることない　不安と
希望を　重ねては
待ち続けるだけの　日々から
サヨナラするんだ
一緒に始めよう
Don't look back, and find a way to start