誰だっけ?名前が思い出せない 捨て台詞が宙に浮いた
吐いた唾で汚して視線を攫って逃げていく
鼓膜を突き破り年甲斐もなく心を踊らせた
絶頂のまま止まった時間に閉じ込められたピエロみたい

プリーズギブミービタミンズ 右往左往右往と繰り返し
上がる血圧が卑しん坊めって脈を打つ

こんなのみっともないから日進月歩で生きてみても
あの日見たただの赤が僕の行く道を塗り潰す

歩いても歩いても進まない僕はまるで
池球の自転に逆らいカロリーだけを消費する思想も夢も持たぬレジスタンス
宣戦布告もできずに明日を待つ

マッチポンプのいじらしい赤にリップサービスの狡猾な赤と
この世に赤って何色溢れているの?
だけどそれじゃ満たされない

プリーズギブミーレモネード リングワンデリングを繰り返し
込み上がる胃の中 早く出せよと叫ぶ

こんなの情けないから凛として生きてみても
あの日見たただの赤がまだまだ僕を邪魔するんだ

こんなのみっともないかな?理論武装で負かしてよ
現実逃避なんかじゃない 惹かれ続けているだけ
まだ網膜に焼き付いた何よりも熱い赤に
触れてみたいと思うからどこにも行かず待っている

サンダーボルトがこの身を貫き爆発と共にすれ違う
こいつは傑作だろうと飴玉をひと舐めして
卑猥な仕草で軽蔑を請け負っていく
そうやってふらふら迷子を続けるの
あなたにとっては煩わしいただ血を吸うだけの虫の様でも
僕にとってはそれが革命なんだ
だからもう一度耳元で怒鳴ってくれ
いつまでも赤の虜でいさせてくれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞】ロマンチックレッド

閲覧数:69

投稿日:2023/10/24 12:33:13

文字数:649文字

カテゴリ:歌詞

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