むせ返る夏草の匂い
夕立の激しい雨と
濡れたアスファルトを通して夏を告げに来る

おかあさんの小さい背中
畑から上がって麦茶をつくる
おとうさんはあぜ道の中
猫を肩に乗せ草を刈ってた

見上げれば遠い雲 抜ける様な青空
セミがうるさく鳴き叫んでた

それはもう思い出せぬほどの昔話
僕は西日のあたるワンルームで
夢見るクスリをかじりながら泣いている

八月の風夏休みはもう残りわずか
薄いはずのドリルが終わらない・・・

スイカを食べながらそっとあの頃思い出す
全てが希望と夢で溢れていた
今は季節のない街で季節を感じさせないもの食べて
クスリと電子の世界に溺れている

胸が苦しい
今更僕の心を鋭く突き刺してくる
外に出よう
暑く厚く
澱んだアスファルトの世界へ

見上げれば
切り取られた
四角い青空と白い太陽が-----

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

腐り落ちた箱庭拠り

鬱々まっさかりの時に書いたものです。
どうも曲になるとyouっぽくなってしまったので蔵にしまってました。
テーマ:少年期の夏 現実の夏 鬱

一報を下されば使用には幾ら改変を加えても構いません。

閲覧数:123

投稿日:2009/07/18 02:43:29

文字数:363文字

カテゴリ:歌詞

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