薄青色の風
 静かに舞う午後のこと
唇にやさしい
 花の唄をのせたまま


夜明け前に夢を見たの
目が覚めたらあの場所へ出かけよう

あなたのことを いまでも思い出す
小川を越えてゆく足音のリズムで

薄紅色の花
 開く時に会いにゆこう
頬を掠めていった
 風の手紙抱えたまま


線路沿いを抜け出したら
どこへ行こう 行き先は霞んで

あなたの家へ つづく道を抜けて
並木の木漏れ日に足音は軽やか

早咲きの桜に
 願う夢は置いてゆこう
きっと忘れてゆく
 春の香りに包まれて

桜並木が 風に揺れる
色あせてゆく アルバムも
固く結んだ 雪は消えて
またやって来る 春の朝


橙色の陽が
 私を照らす頃には
花びらを追い駆ける
 瞳が前を向くように

願う春には桜
 道に 街に すべて咲く
花に抱かれて踊ろう
 私の春を抱きしめて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Spring Waltz

Hizuru_Pilgrim様の作品(http://piapro.jp/t/SjdE)への応募です。

春が来て、なんとなく嬉しいけれど、ふとしたときに少し寂しくなるような、どっちつかずのふわふわした気持ちを持ったまま、春特有の霞がかった空気の中にいるような感じを、書けていたら嬉しいです。

追記:
もともと「Spring Waltz」という言葉から書いた歌詞なので、タイトルは「Spring Waltz」のままにしておこうと思います。

閲覧数:206

投稿日:2014/03/10 14:28:08

文字数:369文字

カテゴリ:歌詞

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