(A1)
運命と呼ぶには 大袈裟だろうか
悲しみだらけのこの世界で
声をあげ叫んで 出会った僕らは
同じ夢を望んでいる気がした

(A2)
まるで英雄を気取るように
掲げた未来図は 綺麗過ぎて
それでも信じて疑わなかった
手を取り合えば 恐れるものは無いと

(B1)
向かい風を二人 俯いて進んだ
繋いだ手だけを頼りにして
急に差し込んだ太陽の光に
顔を上げたとき

(S1)
僕は空の高さに絶望して
君は空の青さに希望を感じた
似ているようで本当は 全然違った
後(のち)に傷つけ合うとは まだ知る由も無い

(A3)
宿命と呼ぶには 単純だろうか
憎しみだらけのこの世界で
無力と気付くまで時間は掛からず
それでも足掻こうと 君は立ち上がって
僕の弱さが 浮き彫りになった

(B2)
同じ場所を二人 目指すと別れた
離した手は頼るあても無く
道を示し続けた月が暗闇に
消えていくとき

(S2)
君は微かに瞬く星を掴み
僕は何もかも閉ざす雲を選んだ
似ていたはずの歯車は狂っていった
何を失ったのか もう知る術は無い

(C)
出会った日と同じように向かい合う けれど
もう 手を取り合う日は来ない

(S3)
僕は君の理想を嘲笑って
君は僕の理想を哀れんでいた
「さようなら」と突き付けた刃に君が
微笑んだのは何故か もう知りたくも無い

(S4)
僕は空の高さに絶望して
君は空の青さに希望を感じた
似ているようで本当に 全然違った
正しかったのはどちらか
もう 誰も 知る事は無い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

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すごく自分に近い、と感じても、ふとしたときの感じ方の違いで一緒に歩めないと気付いてしまう。そう感じたときのことをRPGの主人公を裏切る人目線に置き換えて書いてみました。けっこう自分の思い出を投影していたりします。

閲覧数:55

投稿日:2016/02/26 03:54:07

文字数:647文字

カテゴリ:歌詞

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