吹き抜けてゆけ
芳しき香(か)をその背に
偽りの音(ね)をその背に
疾(と)く駆け抜けるが己(おの)が宿命(さだめ)と知れ
甘やかな是(ぜ)の優しき
静かなる非(ひ)の哀しき
総てを包むが我が尊(みこと)なればと
其の身を以って識(し)る事がすべてでは無いと
果て無き場所のその果てを見誤るなかれ
一迅
舞い上がり消える
同胞(はらから)達よ 宴の時
今が時だけは天上天下
何処へなりとも駆けるがいい
燃え上がる志(し)を集めて
凍りつく覇(は)の奥へと
知らしめよ そう誰が主(あるじ)なればと
か弱く愚かな其の生命(いのち)に刻み込め
果て無き場所のその果てより来たりし者を
峻烈に
踊りて狂う
同胞(はらから)達よ 宴の時
今が時こそは天上天下
何処へ往けども逃げ場など
在りはしない
吹き荒べ
旋風掌握
同胞(はらから)達よ 宴の終焉(おわり)
今が時はただ天上天下
逝きつく先に我は居よう
迎えよう新しき導(しるべ)
我が愛し子となれ
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