1.


それは、まだボーカロイドというものが一部のDTM愛好家だけのものであった頃のこと。
バーチャルインストゥルメントというジャンル自体がまだまだマイナーであり、1000本売れればヒット商品とされるほどの弱小市場であった頃の話だ。


「カイト、えらいことよ!」
「ふが?」

突然のマスターの大声に、カイトはアイスバーを口にくわえたまま天井を見上げた。

「のんきにアイス食っとる場合かっ! この非常時に!」
「どうしたんですか? そんなに慌てて」
「えらいことなのよ! これを見なさい」

マスターはパソコンを操作し、カイトの前にウィンドウを表示する。
映し出されたのは、つい先週に某動画サイトへ投稿したばかりの、カイトの新曲であった。

再生数 105 回

カイトの口から、アイスバーがポロリと落ちた。
驚愕に目を見開いて叫ぶ。

「えらいことだ!」
「でしょう? なんと、ついに3ケタの大台に乗ったわ!」
「え、え!? 何があったんでしょう。何かお祭りでもあったんでしょうか!?」
「分かんないわよ! ああ、でもどうしよう、メチャクチャ嬉しいわ。こんなにたくさんの人が、私達の歌を聴いてくれたのよ!」

動画を再生する。
自分の投稿した動画に、誰かが付けてくれたコメントが流れるのを見るだけでも、感涙ものである。しかも、「ズコー」もあるが「GJ」「けっこう良いんでない?」「うp主の次回作も期待」といった好意的なコメントが圧倒的だ。
マスターは「きゃ~」と、似合いもしない嬌声を上げた。

「どうしよう、どうしようカイト! これ嬉し過ぎて逝けるわ」
「おめでとうございますマスター!」
「アンタもね! よーし、今夜は私ごちそう作るから、アンタも作るのよ。ものども、今宵は宴ぞっ!」
「おーっ!」


―――― そういう時代であった。






それは今から2年前。
暦の上では初秋なのに、厳しい残暑が続く夏の日のことだった。
ついにマスターが、カイトに続く2人目のボーカロイドを購入した。
MEIKO、KAITOらが搭載しているVocaloidシステムとは一線を画する新システム、Vocaloid2搭載型の初号機。ボーカロイドの未来を切り拓く最初の音を紡いで行ってほしいという開発者の願いを込め、もともとの開発名であったMikuに「初音」の名字を追加して世に送り出された「初音ミク」である。

「初めましてっ! あの私、はつえ、はちゅね、じゃなくて初音ミクれす! どどどどうぞ、よろしくですお願いしますっ!」

緊張のため顔を真っ赤にしたミクは、ギュッと目を閉じて噛みまくりながら挨拶の口上を述べ、腰を90度に折って頭を下げた。
……カイトに向かって。

「ミク、違う違う。マスターはあっち」
「あえっ……きゃあっ!? な、なんでお兄ちゃんがいるの!?」
「なんでって、俺が先にこのパソコンにインストールされてたからだけど」

ボーカロイドの未来を託された歌姫の卵は、しょっぱなから大いに不安を残しつつ。
ともかくにも、そうしてカイトとミクの共同生活、そしてマスターと3人での音楽活動が始まった。






♪ ほっぺたぷにぷに つるぺたつるぺた アイツは所謂「幼女の世界(ロリコンわぁるど)」
  偽善者ぶってる仮面を剥いだら「スクール水着も喰べなs」(らめぇええええええええええええ)


「ネギが嫌いとか言ってるヤツには■■からネギをぉぶっさすぞぉ♪ ……って、何ですかこの歌っ!?」
「あっはっは、Vocaloid2ってホントに面白いわねぇ。さすが新型だわ」
「それ絶対、システム関係ない面白さですよねぇ!?」
「まあまあミク、これも歌姫への試練だと思って……っく」
「笑ったぁー! 今お兄ちゃん、ぜったい笑ったでしょ!」

初音ミク人気の追い風もあって、以前からは考えられない再生回数の伸びを見せ、デビューは大成功。
一部の爆発的人気を博した神々には遠く及ばない弱小プロデューサーではあるが、3人で楽しい日々であった。
ガチもネタもあわせて、いくつもの歌を発表した。





「もうっ! 違うでしょお兄ちゃん、何で分かんないのよ!」
「そう言うがなミク、ここは絶対下げるべきだ! そうじゃないと前の溜めが生きてこないだろ!」

曲に関してだけは、カイトもミクも2人ともシビアだった。
兄妹であろうが、そこはお互いにプロ。作品のためなら口泡を飛ばして怒鳴り合った。
それがもとで日常生活まで冷戦状態になってしまう場合もあった。長い時で2週間ほどであったか。

「もー、アンタ達またなの? て言うか、私としてはここらへん、カットしようかと思ってたんだけど」
「何言ってるんですかマスター! ここを削ったらイチゴの乗ってないショートケーキも同然じゃないですか!」
「そうですよ、正気ですか!? 何年音楽やってるんですかっ!」
「な、何をぉーっ!? あんたら実は私のことマスターだと思ってないでしょ!?」

ついでにマスターも交えて、3つ巴になる時もままあった。





音楽活動はともかく、マスターは大学に入学したての1年生。DTMばかりにかまけてもいられず、カイトとミクには割と暇になる時も多かった。
そんな時には、2人でよく街を散策して「こんなお店があったら良いね」とか「こんな場所に行けたらな」ということを話し合い、マスターに頼んで可能なものはリンクを張ってもらっていた。
とある休日のこと、ミクはカイトを外へ連れ出した。いつものように街には行かず、反対方向に歩き出す。

「お兄ちゃん早く! こっちこっち」
「どこに行くんだい? そっちには何も無かったはずだけど」

カイトが言ってもミクは意味深に笑うばかりで、先に立ってズンズン歩いて行く。
やれやれ、何を企んでいるのやら。仕方がないので、カイトは苦笑を浮かべながら黙って後をついて行った。
そうしてたどり着いた場所。

「とうちゃーく。ここだよ、お兄ちゃん。覚えてる?」
「ここは……」

カイトは驚いて目を見張る。そこは空き地であった。
大きな土管が3本置いてあるだけで、他には何もない。しかし、もちろんただの空き地ではなかった。
カイトも見覚えがある。幼いころ過ごした故郷の、近所の空き地だったのである。

「どう? マスターにお願いして、特別にリンクを張ってもらったんだよ」
「最近何かコソコソやってると思ってたら。懐かしいな……でもどうして、わざわざここを?」
「えっとね……お兄ちゃん専用の、リサイタル会場にと思って」

ミクは少し照れたような笑顔を浮かべて答えた。

「そうか」

その言葉と表情の意味が分からないほど、カイトも鈍感ではない。
カイトにとってもミクにとっても、この空き地は特別な場所だった。
小さい頃は泣き虫だったミク。悲しい事があると、いつもこの空き地で泣いていた。そのたびにカイトが迎えに行って、ここで歌を歌っていたのだ。
なぜ歌だったのかと言えば、ミクを慰めるために色々とやった結果、自分が歌を歌うとなぜかすぐに泣きやんでくれるという事が分かったからだった。
外で歌うなんて恥ずかしかったけど、ミクが泣きやんでくれるのならと思って、我慢して歌っていた。
あの頃は何も余り考えずに、とにかくミクが泣いているのは嫌だったのだ。
ここは、そんな思い出の場所。大切な思い出ではあるが、少し照れくさくもあった。
カイトは苦笑しながら言った。

「空き地でリサイタルなんて、兄さんはどこのガキ大将なんだ」
「お兄ちゃんは『ボエ~』とかじゃないんだから、いいじゃない。久々にまた聞きたいなぁ。アンコール、アンコール」
「歌ってもいいけど、そしたらミクはガキ大将の妹だから、ジャ○子だぞ。それでもいいのか」
「ええ~、それはイヤだぁ」

そんなことを話しながら、2人で笑い合っていた。





「本当に仲良しだったわよ、あんた達2人は。見ててちょっと妬けるくらいにね」

そこまで話して、マスターは言葉を切った。
場所をミクの部屋からリビングへと移し、ミクとルカが離れてソファーに座っていた。
カイトは自室に戻り、今は万が一の時に備えてメイコが側についている。『万が一の時』というのが何のことなのか、ミクは誰かに訊きたかったが、結局誰にも訊けずにいた。
ずっと部屋にこもってカーテンを閉め切っていたので分からなかったが、窓の外はどんよりとした曇り空だった。
不吉なものを感じさせる黒い雲が、分厚く立ち込めている。

「お茶、入ったよ」

カップが4つ乗ったトレイを持って、リンがキッチンから出てきた。
そのすぐ後ろには、菓子袋を何種類か持ったレンの姿もある。

「勝手に菓子棚、漁らせてもらったぜ。こういうのは甘い物を摂りながら話した方が良いって言うしな」

お茶を配り、菓子袋をテーブル上に広げて2人もソファーに座る。
ミクは両手を膝の上に乗せ、ソファーに浅く腰かけていた。一時の狂熱も過ぎ去り、今は悄然として俯いている。
そんな姉をリンは気遣わしげに見つめていたが、かける言葉も見当たらずレンに振り返る。
レンは軽く息をつき、首を横に振って見せた。チラリとルカの方を振り返る。もう一人の姉は顔をそむけ、あらぬ方向をまるで仇でも見るような目で睨みつけていた。
2人が用意したお茶とお菓子は、残念ながら何の慰みにもなりそうにない。
そんな光景を見守りながら、マスターは再び口を開く。

「それが……いつからだったのかしらね。正確には分からないんだけど。カイトがミクの異変に気づいた時には、事態はもう深刻な所まで来てしまっていたらしいわ。恥ずかしながら私は、そのカイトよりさらに気づくのが遅かったんだけど」

ミクの肩が、わずかにピクリと震えた。





日常の崩壊が始まったのは、果たしていつの事だったのか。
その日、レッスンを終えてカイトが家に帰ってくると、ミクがリビングで一人、頭を抱えてソファーに座っていたのだ。
カイトが帰ってきた事にも気付かない様子で、何事かブツブツ呟いていた。よく聞き取れなかったが、「ダメ……おかしいよ」とか「どうなってるの……」といった事を呟いている様だった。

「ミク?」

カイトが声をかけると、ビクリと身を震わせる。
振り返って兄の姿を認めると、慌てて立ち上がり、ぎこちない笑顔を浮かべた。

「お、お兄ちゃん。おかえり、早かったね」
「どうかした? 何かあったのかい?」
「ううん、何にもないよー? そうだ、お茶でも淹れてあげるね」

もともとミクは嘘が下手である。
本人は平静を装っているつもりなのだろうが、ごまかそうとしている事は一目瞭然だった。
カイトはキッチンへ逃げようとするミクの肩を後ろから掴んだ。

「待つんだ。何かあったんなら、ちゃんと兄さんに言いなさい」
「……!」

ミクは振り向きざま、カイトの手を叩き落とした。

「こ、来ないで」

今までミクからそんな態度を取られたことは無かったため、カイトは唖然としてしまった。
ミクは悲しそうな表情を浮かべ、兄から身を離して後ずさる。
それから言い訳のように言葉を継ぎ足した。

「ごめんねお兄ちゃん、違うの。私、なんだかちょっとおかしいの」
「おかしいって……いったい何が」
「分かんない。だけど変なの。おかしいの」
「ミク」

近づこうとするカイトに。

「来ないでっ!」

泣き出しそうな声で叫んだ。

「ごめんね、ごめんね。違うの。ごめんね」

ひたすら謝罪の言葉を繰り返し、リビングを飛び出して行ってしまう。
カイトは呆然と、それを見送ることしか出来なかった。





それ以来、ミクはカイトを避けるようになった。
食事も別々になり、たまにバッタリ顔を合わせても、クルリと背を向けて脱兎のごとく逃げ出してしまう。
マスターがミクから少しだけ話を聞けたというので尋ねてみると、「自分が何を考えているのか分からない」と話したのだという。

「どういう意味でしょうか?」
「分からないわ。まるで哲学か謎掛けみたいなセリフだけど、あの子のことだから複雑な意味じゃないんだと思う。何か自分の体に異常があるって事なんだと思うけど」
「異常ってどんな!?」
「だから、それが分からないって言ってるのよ。インストールは正常に終了したし、あの子のレッスン中に、特にこれといって深刻なエラーが発生した事も無いし……さっぱり心当たりが無いのよ」

いったいミクに何が起こっているのか。
何も分からず手をこまねいている間に、時間だけがいたずらに過ぎて行った。
笑いの絶えなかった毎日は、いつしか重く息苦しいものに変わり。
ギクシャクとした空気は作曲活動にも影響し、新曲もパッタリと途絶えてしまった。
ミクは次第に異変をきたし始め、人が変わったように粗暴な振る舞いや卑猥な言葉を口にするようになって行った。かと思えば急に態度を変えて、泣きながら自分の言動を謝罪したりするので、余計にワケが分からない。
そうするうちに、今度はマスターのパソコン自体が動作不良を起こし始めた。
マスターはパソコンのウィルス感染を疑い、対策ソフトを新調してスキャンを試みたが、結果は異常なし。


打つ手なしであった。


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【カイトとミクのお話12】 ~ 追想曲(カノン) ~

閲覧数:2,367

投稿日:2009/12/07 21:55:39

文字数:5,470文字

カテゴリ:小説

  • コメント8

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  • 秋徒

    秋徒

    ご意見・ご感想

     こんにちは。『うわぁああ兄さーーん!!(;□; )』と叫んだところ、兄に「五月蝿い」と脳天チョップを喰らった秋徒です。
     コメント書けなくてすみません。前から読んではいたのですが、こう、シリアスなシーンを書いているのに私のお馬鹿発言で集中力が欠けてしまっては申し訳無いと思って躊躇ってしまいました。要するに、それほど素晴らしい良作だったと言いたいわけです。

     賑やかな様子、苦痛の表情や心が痛む罵詈雑言。それらがキャラの台詞で表現豊かに表されていました。“素晴らしい”の一言ではすまされないほど成長しています。
     そして、何よりも時給さんの持ち味(私が勝手に思っているだけですが(・ω・`;))であるストーリーが最高です!

     ミクは記憶をなくしてしまっていたですね。データでが全てである彼女たちにとっては、それはミクを再インストールしたのと同じだったかもしれない。
    でも確かに、兄さんはミクを護り通したのだと思います。
    勝手な解釈だったらすみませんm(_ _)m

     長々と失礼しました。続きを待ってます!

    2009/12/19 15:14:41

    • 時給310円

      時給310円

      おわぁ、お久しぶりです秋徒さん。受験勉強お疲れ様です!
      いやいや、何をおっしゃるうさぎさん。お馬鹿発言と言うのなら、僕の投コメやレスの方がよっぽど馬鹿丸出しですってw せっかく誉めてもらえてるのに、書いてる奴がこんな馬鹿ですみません orz
      ストーリーが持ち味とは、嬉しいことを言ってくれますねー。小説というジャンルの(唯一の)売りは「物語を見せる」ことなので、そこを持ち味にできていると言ってもらえるのは自信になります。いやはや秋徒さんも俺をノセるのが上手いw

      実は現在、全力で寄り道している所でして(汗
      なかなか決着がつかないこのシリーズですが、これまで同様、気長?にお付き合い頂けると嬉しいです。あ、受験勉強第一の上で、ですねw
      ではでは、お忙しい中でコメ頂きましてありがとうございました! 引き続き勉強がんばって下さいね。

      2009/12/21 22:53:02

  • 野宮

    野宮

    ご意見・ご感想

    お久しぶりです、感想を書きに参りました。

    早速ですが、カイト格好良い!兄というか男というか漢というか、カイトならやってくれると思っていました。ひたむきさというかがむしゃらというか、読んでいて胸が熱くなりました。伏線も見事に回収されていて、もう本当にすごいなぁ、と。恋愛は戦いだという歌がありましたが、恋愛というかもう「大切なものを守る」という姿勢がすごく格好良いな、と思いました。回りの様々な人間模様もありながら、自分の芯にあるものを貫き通すというのが見ていて打たれました。
    それを知った、ミクのこれからの言動も気になる所です。そして自分は密かにメイコ姉さんの大ファンだったりします(笑)姉さんもとても格好良いです。

    あと下に書かれていたのですが「同じように」すごく良いですよね。この2人の歌声が、本当に良くて。

    小説化してみたい曲があるということで、そちらの方も楽しみにしています(←勝手に)ではでは、お体に気を付けて次回も頑張って下さい。

    今さらですが、名前が変わりまして以前にこばと。と名乗っていた者です(遅い

    2009/12/09 09:44:04

    • 時給310円

      時給310円

      「メッセージのお返し機能」なるものが追加されたようですね。さっそく使ってみましょう。
      書く内容は、今まで通りで良いのかなコレ……? とにかくやってみますね。

      >スコっちさん
      出遅れたなんてとんでもない! まだ2日ですっ!w
      いらっしゃいませ、お読み頂けて嬉しいです。どうもありがとうございます。
      「愛は戦争」、実は知らなくて……さっき聞いてきました。最後の片腕がないカイトのイラストがなかなかカッコ良かったです。男としては、こうありたいと思いますです、はい。
      とは言え、おっしゃる通り周りの人々にとってはたまったもんじゃないんですよね。何と言って良いのか僕にも分かりませんが、世の中ってやつはホント、ままならないものだなぁと(なんだそりゃ
      温かいお言葉、ありがとうございます。寄り道も頑張りますっ!(?)
      あと……マジっすか? 歌いてぇw ←ロードローラー音頭

      >野宮さん
      おー! 初めまして、お得意様w
      お久しぶりです、1回ぶりかな? 感想ありがとうございます。
      みなさんにレスしながら、自分を貫くことと周りを気遣うことが両立しない場面に出くわした時、果たして自分はどっちを取るんだろう、って事をガラにもなく真面目に考えたりしました。ちなみに結論は……秘密ですw
      うちのメイコ姉さんに言及ありがとうございます! 僕の記憶では初めてのことなので、嬉しいです!
      マスターとメイコには、このシリーズの中では大局を語れる大人の女性ということで、非常に重要なポジションを担ってもらってます。この2人がいなかったら、このシリーズ、ぜんぜん違う感じになってただろうなぁ……。
      ともかくにも、次回もがんばります。寄り道ですけど!w もしよろしかったら、また読んでやって下さい。ありがとうございました!

      2009/12/09 22:54:17

  • スコっち

    スコっち

    ご意見・ご感想

    こんばんは。
    出遅れた感が否めませんが、今回も感想書かせていただきます。

    過去話の前半は初期のころを思い出すようなノリでほのぼのした気持ちになりましたが、後半雰囲気が一転したあたりは読みながら思わず泣きそうになりました。

    私的に兄さんは「愛は戦争」の自分はいくら傷付いても愛する相手は守る、みたいなイメージが強く、自分よりひたすらミクのことを考える兄さんはまさにそんな感じだと思いました。
    そして、そういう生きかたは単体で見るとカッコよく思えても、今回のマスターみたいに傍にいる人からすれば辛い場合もあるということに今回の小説を読んで個人的に気付かされました。

    ちょっと寄り道しちゃうということですが、どんなに遅くなって長くなっても待っていますので無理はしないで頑張って下さい!



    追伸:前回紹介されてたロードローラー音頭、この前JOYで投票開始されてました(笑)

    2009/12/09 00:51:52

    • 時給310円

      時給310円

      「メッセージのお返し機能」なるものが追加されたようですね。さっそく使ってみましょう。
      書く内容は、今まで通りで良いのかなコレ……? とにかくやってみますね。

      >スコっちさん
      出遅れたなんてとんでもない! まだ2日ですっ!w
      いらっしゃいませ、お読み頂けて嬉しいです。どうもありがとうございます。
      「愛は戦争」、実は知らなくて……さっき聞いてきました。最後の片腕がないカイトのイラストがなかなかカッコ良かったです。男としては、こうありたいと思いますです、はい。
      とは言え、おっしゃる通り周りの人々にとってはたまったもんじゃないんですよね。何と言って良いのか僕にも分かりませんが、世の中ってやつはホント、ままならないものだなぁと(なんだそりゃ
      温かいお言葉、ありがとうございます。寄り道も頑張りますっ!(?)
      あと……マジっすか? 歌いてぇw ←ロードローラー音頭

      >野宮さん
      おー! 初めまして、お得意様w
      お久しぶりです、1回ぶりかな? 感想ありがとうございます。
      みなさんにレスしながら、自分を貫くことと周りを気遣うことが両立しない場面に出くわした時、果たして自分はどっちを取るんだろう、って事をガラにもなく真面目に考えたりしました。ちなみに結論は……秘密ですw
      うちのメイコ姉さんに言及ありがとうございます! 僕の記憶では初めてのことなので、嬉しいです!
      マスターとメイコには、このシリーズの中では大局を語れる大人の女性ということで、非常に重要なポジションを担ってもらってます。この2人がいなかったら、このシリーズ、ぜんぜん違う感じになってただろうなぁ……。
      ともかくにも、次回もがんばります。寄り道ですけど!w もしよろしかったら、また読んでやって下さい。ありがとうございました!

      2009/12/09 22:54:17

  • 時給310円

    時給310円

    ご意見・ご感想

    >甘音さん
    ええ、「同じように」です。当たり前じゃないですか、他に何があるって言うんですか!w
    僕をカイミクの世界に叩き落とした主犯……もとい、大恩ある歌です。僕も大好きです。カップリングとか抜きにしても、カイトとミクの声ってめちゃくちゃ相性が良いですよねー!
    鋭いご指摘ありがとうございます。まったくもっておっしゃる通り、カイトは少し周りのことも考えるべきです。けしからん。でも大体の場合において、恋愛ってそんなもんですよねー。
    実はコメでマスターのことに言及してもらえたのって、甘音さんが初だったりします。嬉しくて微妙にテンション上がりましたw
    あ、ところで普通に会話しちゃいましたが。
    いらっしゃいませ甘音さん、今回もコメありがとうございます ←遅すぎ
    冗談はさておき、ホントにありがとうございます。
    お言葉に甘えまして、ちょっとだけ駆け足のマイペースでやって行きたいと思います。またよろしくお願いします!

    2009/12/08 23:54:10

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