キーンコーンカーンコーン

授業が終わった。
終わるのがいつもより早く感じた。

放課後靴箱へ行った。

「・・・なんか入ってる。なんだろ」
靴の中に入っていたのは紙だった。

「放課後 屋上へ来てください・・・?誰からだろ」


私はすぐに屋上へ行った。




トットットットッ



屋上に誰かがいた。


ルカだった。

リン「ルカ!」
ルカ「あ、紙見たんだ!ごめんね突然」
リン「どうしたの?」
ルカの目がうるうるしていた。
泣いてるのかな
ルカ「私ね・・・」
途中でルカが泣き始めた。

どうしたのだろう・・・

ルカ「乳がんなの」


私は何も言えなかった。

ルカ「1ヶ月前、右胸にシコリがあるのに気付いて
病院へ行って検査したんだけど医者に乳がんだって言われて・・・
それ以来薬を飲むようになったの」
リン「・・・」

なんて言えばいいのか分からなかった。

ルカ「死なない・・・よね?」
リン「絶対・・・絶対に死なないよ!!」
ルカ「うん、そうだよね!・・・絶対死なないもん・・・」

ルカに嫌な思いをさせたくない。

ルカ「ごめんね ちょっと用事あるから じゃあね」
ルカ「うん」



私は家に帰った。

グミにルカの事をメールで教えよう。
・・・と思ったけどやっぱりやめた。
ルカに嫌な思いをさせたくない。

そう思ったからだ。





夕食の時間になった。

リン「・・・もういらない」
レン「おい、さっきからなんだよ。どうしたんだよ。
ずっと無表情でさ」
リン「別になんでもないよ」
ルカのこと言いたくないし・・・
レン「何かあったんだろ?誰にも言わないから、教えてくれ」


私は何も言わずに部屋へ戻った。

リンの母「もう寝なさい おやすみ」
リン「うん」









ルカのことが心配でなかなか寝れなかった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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【ルカの秘密を知った時】絶対に死なないって信じてる。 1

こんにちは
いちご女です。

今回は初めて小説を書きました。
私は命について気にかけているので、
命に関係のある小説を書きました。

最後まで読んでくれた方ありがとうございます。

閲覧数:263

投稿日:2012/05/07 18:35:14

文字数:778文字

カテゴリ:小説

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