～復讐のHigh Priestess～
　　　feat.歌愛ユキ、GUMI、Lily、鏡音リン、レン、初音ミク、
　　　　　 神威がくぽ、KAITO、MEIKO、重音テト

【Intro】
心壊れた幼子に　手を差し伸べた者は
魔女ともう一人の神様でした

【１st rainy day】
A“魔女”がいなくなって　ロザリオも粉々に
　処刑台の前祈り倒れた　びしょぬれの迷える羊
　それを見ていたのは　通りすがりの二人
　深く哀しい失意に惹かれ　子羊に傘を差し伸べる

B あなたの失意とは何？　
　大切な人を失ったことです。
　憎んでる相手とは誰？　
　神　悪魔　愚かな人間たち。
　もしも願いが叶うとしたら？
　私の手で彼らを裁きたい。
　面白そうだから手伝ってあげる
　貴女の願う復讐を・・・

C「契約なさい　衰えたこの魔女と願いと対価の関係を」
「いいわ　“魔女”と守護精と“異端者”が聖者になれるならば」
「でも裁判を起こすまでの過程は貴女自身で歩みなさい」
不可能ねともう一人の神は　甘く見てた幼子を

【２nd Scene　High Priestess】
A“魔女”を救うために　ロザリオに祈り捧げ
　この国で一番の権限を持つ　女教皇（ハイプリエステス）になった少女
　執念に気圧された　魔女とその神は応えた
　『ならば　全ての役者（キャスト）を揃え　
　　願いを叶えてあげましょう』

B「契約は必ず守る。」　
　少女は魔女に告げる
　「まだ覚えていたのね？」
　魔女は苦笑いで返す
　感情を失った少女
　愛情を抱いていた魔女
　契りを結んだ二人を　歯車（ギア）は待ってくれない…

C　贖罪なさい　白銀のロザリオと
　粉々になったロザリオに
「私を聖女にするために」（「僕らを聖者にするために」）
　あの子は全てを　裁くつもり…？
　この裁判を傍聴する　
　ロザリオの精と精霊と大天使
　息を呑みただ見つめてた
　変わり果てた幼子を…


【３rd scene Judgement】
A　神は証言台で　すべての始まりは私のせいなのと泣きながら　謝罪の言葉を告げる
　悪魔は静かに　暴力を認めて人を操り聖なる娘を　魔女にしたことを告げる

B「俺たちも同じように」　
　「裁いて女教皇よ？」
　罪の意識を抱え続けた
　青き騎士と赤き治療師
　「罪深き貴方達を憎んでいた　でも刑には処さないわ」
　そう望むは彼らの無罪のみ
　「証言だけで十分よ…」

C　承認なさい　国じゅうの国民よ
　“異端者”と“魔女”は無罪だと
　「よくも神と悪魔を裁いたな」
　　天使と悪魔は裁きを下す　
　「この裁判が終わるまで彼女には　指一本も触れさせやしない」
　　両手を広げ　女教皇を
　　守り続ける　情を持つ魔女


【Inter】
「頑張りなさい…裁判は…あと少し……」
「１３年の思いを今終えられる……」

【LastScene　The miracle after a trial】
C　無罪を唱え閉廷した瞬間　背後の異変に気付く少女
　知っていた温もりの正体は 願いを叶え力尽きた魔女
　この裁判の　裏の目的それは
　『魔女裁判の撤廃』よ？
　…今こそ契りを解き放つ時
　契りの印を　重ね合わす二人

　「感謝するわ心優しき魔女　やっとすべてが終わったのね？」
　優しく微笑む女教皇　涙するのは魔女と聖者達
　この契約の“対価”は幼子の　若く健康なその身体
　大切なものを救うために　“犠牲”になった女教皇

　「感謝するわ優しすぎる幼子よ　せめて最後にお礼させて？」
　二人の魔女は手を重ね　輪廻の歌を歌い奏でる
　旅立つことも許されぬ幼子は　天秤を司る精霊に
　「ありがとう」と無邪気に笑う
　少女を見つめ　彼らも笑う
　罪を悔い改心した者の手で
　悲劇の歯車（ギア）は破壊された…