楽しさや幸せを感じたと同時に
胸に穴を開けたような寂しさを感じる
例えば今あなたの隣に居る時
夢じゃないか醒めやしないかって怖くなる

離さないで側にいていつまでもいつまでも
私は祈るよあなたが消えないように
約束って簡単に小指絡めた
ああ結び目が解けないことをずっと願った

触れたあなたの体温
指を添えお揃いの穴を開けるため
私も差し出す
こうして澱のように傷を繋いでいく

見えない手鎖

あなたがいない夜をどんな風に乗り越えていくんだろう
私がいない夜をあなたは今どう過ごしてるんだろう
隣に居る幸せこれ以上望んでやいないのに
私は何に怯えているんだろう

耳たぶでピアスが揺れてる

願わくば来世では出会わないでいたい
大好きにてんてこ舞いになるだろうから
だけど次のあなたが笑いかける人に
その位置は渡したくないとも思う

溢れ出したこの想いを伝えたい届かない
言葉はいつでも欠けていて困るな
いなければいないで生きていけるかな
そう強がんないと重たすぎるよな

塞げはしない傷痕のその意味は
死ぬまであなたも私のものだってこと
あなたが消えた夢を見ないように
ありったけの呪いかけてあげるわ

消えない手鎖

あなたと眠る夜はどうしたってやさしい気持ちになる
私なんて不釣り合いって気分に襲われるくらいには
繋いだ手のひらが伝えている沢山の温もり
いつだって幸せと思ってるけど

どうしたって感情は表裏一体だってことを
あなたから嫌っていうほど教わったから
せめて私がギリギリで醜さを隠し切れますように
突然の虚しさ嬉しさ妬み微笑み
全部抱えていくわ

あなたがいない夜をどんな風に乗り越えていくんだろう
私がいない夜をあなたは今どう過ごしてるんだろう
思い切りあけた呪い撫でる指満たされてゆく
私は何に怯えていたんだろう

耳たぶでピアスが揺れてる