ローレライ

午前二時三分
ふらついた足で町を歩いた
不意に吐いた息がふわり浮かんだ
正義とか愛とか
そんな事なんて如何でも好いんだ
綺麗な夢だけを見ていたかった

理想論ばっかだ
現実は常に薄情だった
つまらない歌唄いだと言われた
捨てるなら声だと
あの日から疑いもしなかった
貴方の声だけを聴いていたんだ

消えないのは町を焼いた月明り

言いたいのだ、後悔をもう全部
もうずっと声も出せない貴方の事
痛いのだ、この胸がもう全部
もうずっと声も出せない私の所為だ

最悪だ、そうだろ
結局貴方の声を奪った
息を吸う度に心が軋んだ
生活が如何とか
そんなの今更如何でも好いんだ
九月の町を今も憶えている

あぁ

消えないのはあの日書いた手紙だけ

言いたいのだ、後悔をもう全部
想像は言い訳だけのゴミの山だ
痛いのだ、この胸がもう全部
人生の終わりに君の声が聴きたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ローレライ/初音ミクオリジナル

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投稿日:2019/10/29 21:39:41

文字数:385文字

カテゴリ:歌詞

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