ピピピッ・・・・・   カチッ




「ふあ~」




初音未来、今日から中学生!




今までと同じ朝なのに、今日は少し違う気がする。





ううん、違うんだ。






新しい制服に、新しいリボン、バックやペンケースも新しい。






何もかもが新しい朝。








私は初めて着る制服を着て、一階へ朝食を食べに行く。







「お母さん、ごはんまだ?」






「あらま、今日は随分早いのね。ごはんはもう少しで出来るから待ってなさい」






お母さんが目玉焼きを焼きながら答える。







「はーい」






(・・・・『随分早い』?当たり前じゃん!今日から今までずっと憧れてた中学生だもん!寝坊なんてしてられないよ!!)







カチッとコンロの火が消える音がした。ごはん出来たかな?







「はい、お待ちどうさま。今日は早く起きたんだから、ゆっくり食べなさいよ」







「うん」






と言いつつ、いつもどうりのスピードで朝食を食べ終た。







「あんたもう食べ終わったの!?ゆっくり食べなさいって言ったでしょ!!」






やっぱ怒られた・・・・。





「お母さん、習慣とは崩すのは簡単だけど、つけるのはとても難しいことなのですよ。だから小学校の6年間でついてしまった習慣はもう元には戻らないのですよ」







お母さんの顔が、どんどんしかめっ面になっていく。






やばっ・・・!逃げよう!!






「じゃ、じゃあいってきまーす!」






「逃げたわねあの子。まったく逃げ足だけは速いんだから・・・・。・・・・中学生活がんばりなさいよ、ミク・・・・」






「なんだ、ミクはもう出かけたのか・・・、早いなぁ」






「あなたが遅すぎるのよ、早くしないと会社遅れるわよ!!」







「やべっ・・・・!」









家を出ると向かいの家からちょうど誰かが出てきた。








「あれ、ミク、今日は早いじゃん。いつもは俺が迎えに行っても寝てるくせに」







「うっさいわね!私だってたまには早起きだってすんのよ!バカイトのくせに上から目線しないでよ!!」









こいつはお向かいさんで、幼なじみの始音海斗。バカでドジで全てにおいて私に劣ってる奴。よく「付き合ってるの?」とか聞かれるけどこんな男冗談じゃない!間違われるんならお隣のレン君のほうがまだマシよ!








「おいおい;人の顔見ていきなりしかめっ面はないだろ、たまには可愛く笑って「おはよう」って言ってみろよ?今のまんまじゃ一生モテないぞ?」











ムカ・・・ッ







私は海斗に一発蹴りを入れた。









「いってぇ!!(泣 いきなり何すんだよ!?」








「あんたがうるさいから黙らせただけだけど?さ、リンちゃんとレン君迎えに行って早く学校行こ!遅れちゃうよ!」





「へいへい・・・・・」







中学校、いったいどんな所なんだろう?








もう、ドキドキとワクワクが止まんないよ!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

未来への道 第1話 「幼なじみ」

妄想をそのまま文字にしました。
私の妄想なのでつまらないかもしれません・・・。
いえ、きっとつまらないです・・・。

閲覧数:340

投稿日:2009/07/01 23:11:43

文字数:1,352文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • ばかぷりんす。

    ありがとうございます!
    これは設定の年齢とは違うんですが、私は幼なじみ萌えなので、皆さんに中学1年生に戻ってもらいました^^

    ちなみにコレは全部ミク視点です。

    海斗はこれからちょぅッと出番が無くなってしまうんですが、その後はバンバン出てくるのでお楽しみに^^


    コメありがとうございました☆

    2009/07/01 23:40:00

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