約束してた時間からどれくらいかな
傘も忘れ雨のなか頬杖ついて待ってるよ
電話したって繋がらない何度めかの留守電
あるのはバス停と古びた小さな家だけで
ただなんとなく寒いから
なんて理由で向かったあの家
でもなんとなく懐かしい
どこか知ってる記憶の奥底
ドアの向こうから顔をだす
まだあどけない女の子
少女は言った寒いでしょう
さあさあどうぞ入りなさい
それともゲームでもしましょう
彼女はきっと来ないわ
ねえ貴方はどちらに賭けるの?
ゲーム開始の時間からどれくらいかな
残り時間はあと10分鳴らない携帯のバイブ
外を見たって変わらない何度めかのため息
あるのはバス停と切なく綺麗な星空だけで
ただなんとなく寒いから
なんて理由で入ったこの家
でもなんとく知ってる忘れられない
僕の隣から顔をだす
まだあどけない女の子
少女は言った時間ぎれ
ねえねえご褒美をくれる?
それじゃあ貴方の心を
私にくれてはいかが
さあ貴方の答えは何でしょう
少女は言った寒いでしょう
ねえねえ側にいてあげる
そしたら貴方の心も
暖まるわ 良いでしょう?
でも貴方はこの手を離すの?
少女は言った眠いでしょう
さあさあどうぞ眠りなさい
そしたら貴方は元気を
取り戻すわ 良いでしょう?
でも貴方は扉を開けるの?
ねえどうして私じゃ駄目なの?
あなたはあの娘を想うの
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