必然結ばれた点と点線路上
どこかで見たことあるような食堂映る

鮮明かざされた人生解雇通知を
綺麗にグリルしてお上品に食べてやれ

戦慄キザマレタ今まで不幸話を
美味しく盛り付けて
中古の「ワタシ」いただきました

誰かワタシの心音を聴いてよ
「ココニイルヨ」って証はここに

ワタシを彩る過去のワタシは
そう腐った料理のよう醜くて

思い馳せたワタシの夢希望が
うまく調和するように

新作「ワタシ」できました

革命変わりゆく動転進路上
ため息ソースと赤いスープ前菜ね

極限かざされた終末移行勧告
デザートは肌色の
中古の「ワタシ」いただきました

いつかワタシの心値を見てよ
ここにいても良い証だから

ワタシを拒む飾られたワタシは
黒く焼け焦げた卵のよう

孵る日はなくただ焼かれ捨てられ
生きる暇もなくて
生きる意味もなくて

隠れてチラチラ
君はワタシかな？

道中散らされた真っ赤なコース群
どこかで見たことあるような素顔と

ワタシを彩る今のワタシは
そう無垢な白と銀の皿のよう

何も染まらず何にもなれて
汚れても構わない

それが新しいワタシだから
新作「ワタシ」できるかな
lalala……