水たまり 映る陽を
踏みつけた通学路
足取りを重くする
靴底 濡れて

こんなにも 眩しくて
雲のない青空が
もどかしい今朝はまだ
曇りだったから

待ってるんだ僕の目から熱く流れる涙を
この悲しさ激しい雨降れば心晴れるから

今日 欠伸で無理に泣きながら
思い出す
昨日までは 当たり前の
変わらない日常を

明日も今日が続くなら
せめて
僕が 忘れないようにしなくちゃ


あの人が いなくても
変わらない風景が
寂しさを急がせる
明日が 来るよ

太陽が 眩しくて
昨日より晴れた空
見れないよ今朝はまだ
夢見てたから

なぜかなぜか僕の夢の中に現れる彼は
今もどこかで生きているように語りかけるんだ


もう 誰もが今日を前向いて
生きている
昨日までの 痛みさえも
忘れつつある日々を

欠伸もせずに泣きながら
いつか
僕も 遠くの空で彼と会う


欠伸で夢から目覚めて
思い出す
「君は君だ」 彼の言葉
変わらないまま僕は

明日は今日が終わるけど
笑う
日暮れ 水たまりはもう乾いた

「ありがとう」 Ah




(ふりがな)
みずたまり うつるひを
ふみつけたつうがくろ
あしどりをおもくする
くつぞこ ぬれて

こんなにも まぶしくて
くものないあおぞらが
もどかしいけさはまだ
くもりだったから

まってるんだぼくのめからあつくながれるなみだを
このかなしさはげしいあめふればこころはれるから

きょう あくびでむりになきながら
おもいだす
きのうまでは あたりまえの
かわらないにちじょうを

あしたもきょうがつづくなら
せめて
ぼくが わすれないようにしなくちゃ


あのひとが いなくても
かわらないふうけいが
さみしさをいそがせる
あしたがくるよ

たいようが まぶしくて
きのうよりはれたそら
みれないよけさはまだ
ゆめみてたから

なぜかなぜかぼくのゆめのなかにあらわれるかれは
いまもどこかでいきているようにかたりかけるんだ


もう だれもがきょうをまえむいて
いきている
きのうまでの いたみさえも
わすれつつあるひびを

あくびもせずになきながら
いつか
ぼくも とおくのそらでかれとあう


あくびでゆめからめざめて
おもいだす
「きみはきみだ」 かれのことば
かわらないままぼくは

あしたはきょうがおわるけど
わらう
ひぐれ みずたまりはもうかわいた

「ありがとう」 Ah

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

昨日の雨

けんP様作曲「文化祭で歌うオリジナル曲(https://piapro.jp/t/Od1g)」に応募させていただいた歌詞になります。

閲覧数:136

投稿日:2023/09/26 10:52:59

文字数:1,011文字

カテゴリ:歌詞

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