shape

A
ぽつぽつと瞼に触れては
視界暈す 通りすがりの雨
熱と色を絡め取っては
滴り落ちて消えていく

反射する光の粒が
やけに褪せて 見えるのはそうね
きっと私自身が透明に
近づいてきたからなんでしょう


B
滲むものすら無くなっては
境界がわからなくなっていく
それならばもう構わないから
どうか跡形も残さないで

サビ

あぁやむもなし この雨の 降り続く限り
あてもなく 流されて
そしてたどり着いた海でもしも

いつか落とした 涙に 溶け出したままで
ちりぢり になっていた
私とまた逢えたら、なんて

輪郭もないことばかり
考えているの

2
A
燦然と並ぶ萎んだ繭
何にもなれなかったみたいだ
僕がそう成り果てるのも
時間の問題でしかない

ぶら下がっただけの両手は
動くたび綻び 欠けては
そしてがらんどうを埋めるように
形ない苛立ちに満ちてゆく

B
差込む朝日に触れると
目眩を覚えるのはきっとそう
この殻が剥がれて落ちてしまうから
いっそ灰になるまで灼いてくれ

あぁ吹き荒ぶ 春風の 赴くままに
頼りなく飛ばされて 
どこまでも舞い上げられた 僕は

いつしか雲に そして 雨へと巡っては
誰かの色を攫って
海を深くするのかなんて

輪郭もないことばかり
考えてしまうんだ

3とCは制作中

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shape

ここのところ自分が薄く引き伸ばされてる気がするのですよ

閲覧数:379

投稿日:2021/04/12 03:06:44

文字数:563文字

カテゴリ:歌詞

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