1A
とっくに諦めた、と 得意の言い訳して
黒い姿見送ったのはもう、昨日のこと
つかの間、差し込む陽を 水面が反射(かえ)して
取り去れない迷いを 撫でられた気がした

1B
遠くで、まだ
低く転がるだけの雷鳴が
少しだけ、待ち遠しくて

1S
やめるのさ 無闇にぼくをなげやるのは
誰も見てない交差点 往来の中に
愚か者 決意の一歩を刻み付けた
ああ予感がする、きっと、もうすぐ…


2A
怪しい雲行きに 急いてく人波の中
とぼとぼと歩いてく あの子らしき姿
それでいい、止まってもいいから流されるな
見送って、なぜか肩の荷が下りた気がした

2B
稲光が
ぬるい風とともに伝えてくる
すぐそこまで迫っている、と

2S
やめてやれ やたらにきみを嘆くのは
陰で笑ってた奴ら 見返せずとも
きみだけは、自分を認めてやればいいから
ほら、鳴き始めた 黒い空に


C 空(くう)を裂く轟きと  
叩きつける水の礫
合図のように、胸の奥を鳴らした

LS
やめるのさ まだ見ぬ日々を憂(うれ)えるのは
こころひとつで如何にも 歩いてゆける
どしゃ降りの雨のあとには広がるだろう
突き抜けるような 青い、明日が

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【鏡音レン】雷鳴

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投稿日:2020/11/10 15:11:50

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

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