▼ Ａ
目の前に広がる　景色は
現実味なんて　なくて
まるで創造された　世界のよう

目の前を行き交う　人の波
何処へ向かうことも　なくて
アスファルトの道　蹴り上げる


▼ Ｂ１
そんな　世界から
切り離された　僕は
一人きりで　孤独だって
誰とも交わらない　そうだ


▼ Ｓ１
何年経ったって　僕等
弱虫なヒーローの　ままで
誰かを助けること　なんて
出来や　しなくて

何年経ったって　僕は
たった一人の　君さえ
守ることが　出来ない
ただの　弱虫


▼ Ｂ２
こんな　世界から
取り残された　僕は
誰もいない　誰もいない
もうこの涙さえも　枯れた


▼ Ｓ２
何年経ったって　僕等
弱虫なヒーローの　ままで
７０億の　言葉すら
届かない　聞こえない

何年経ったって　僕は
強がりに見せてる　だけで
結局なにも　変わんない
脆くて　儚くて


▼ Ｓ３
何年経った　その先に
この時代が「過去」と　呼ばれても
変わらない明日(あす)に　向かって
進んでく　躊躇わない


▼ Ｓ４
何年経ったって　僕等
弱虫なヒーローの　ままだ
本当の自分を　見せるのが
怖くて　逃げたくて

何年経ったって　僕は
相変わらず「弱虫」　なまま
そんな僕でも　「ヒーローだ」って
君は　笑うんだ

笑って　くれるんだ
笑って　くれるんだ