夕方4時の ショッピングモール
流行りの歌が 流れ始めた数分後には
決まって彼は 通りかかるの
店先に立つ 私に視線を投げかけながら

このときめきに まだ勝てなくて
またも瞳を 逸らしてしまうの

「美味しいパンは いかがですか」
ただ一言が 言えないわ
見つめ返す 勇気がほしい
彼の後ろ姿 ただ見送るの


夕陽の街が 眩しいある日
流行りの歌が 流れ始める数分前で
目にした彼に ハッと焦るの
「こんにちは」って 会釈をしながら微笑む瞳

なぜ笑顔さえ あぁ作れずに
軽い会釈を 返すだけなんて...

「美味しいパンは いかがですか」
その一言が 言えたなら
いつか距離は 縮むのかしら
彼の背中見つめ ふと思うのよ

もう1年が あぁ過ぎたのね
別の支店に 移動した私

「美味しいパンは いかがですか」
その一言が 言えたなら
恋の距離は 縮んだかしら
記憶の中の彼を ふと想うのよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ベーカリーショップの店先で

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投稿日:2024/10/10 10:53:46

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

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