今宵 陰陽 縁も混じりて
蒼き水面に 揺れて墜ちる頃

兆す 跫 縁も 交じりて
紅く架かる夜虹は 始まりの鏑矢

集え 現し世の魂 一年に一度の夢よ
響め とこしえの願 煌めきの一期ぞ


華よ鳥よ風よ月よ
心躍れ遥か歌よ

華よ月よ鬼よ人よ
交じり踊れ遥か彼方

燦!


響く 梵鐘 神無しの末
雲と朧月が 霞み濡れる頃

人と鬼とが 互に紛れて
祀り繋ぐ夜行は 終わりを知らねど

巡れ 縁も因果も 重なりて轍を描け
喩え 一夜の玉と 今宵弾けども

春も夏も秋も冬も
越えて馳せて染めて映えて


華よ月よ鬼よ人よ
燃えて果てよ 一期の夢


色は匂へ 散りぬるとも
吾が夜誰ぞ 常ならむと

人 再 見よ、何時無成りや
心も果て 一期は夢

散!


***読み***

こよい いんよう ふちも まじりて
あおき みなもに ゆれて おちるころ

きざす あしおと えんも まじりて
あかくかかるやこうは はじまりのかぶらや

つどえ うつしよのたま ひととせにいちどのゆめよ
とよめ とこしえのがん きらめきのいちごぞ

はなよ とりよ かぜよ つきよ 
こころ おどれ はるか うたよ

はなよ つきよ おによ ひとよ 
まじり おどれ はるか かなた

さん!



ひびく ぼんしょう かむなしのまつ
くもと おぼろが かすみ ぬれるころ

ひとと おにとが たがに まぎれて
まつりつなぐ やこうは おわりをしらねど


めぐれ えんもいんがも かさなりて わだちをえがけ
たとえ ひとよのたまと こよいはじけども

はるも なつも あきも ふゆも
こえて はせて そめて はえて

はなよ つきよ おによ ひとよ
もえて はてよ いちごのゆめ


いろは におえ ちりぬるとも
わがよ たれそ つねならんと

ひと ふた みよ いつ む なりや
こころもはて いちごはゆめ

さん!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

百鬼夜行(仮)

和風ハロウィンをイメージして作りました。



タイトルがうまいこと浮かばなかったので悔しい限り。
ちぇー。

閲覧数:193

投稿日:2009/11/12 21:05:06

文字数:804文字

カテゴリ:歌詞

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