あー、ごめんね泣いてくれて
ありがとうね
こんな私だったけど存在意義はあったのかな?



来る日は本当に唐突で
惜しむ暇も無くやってくる~ってのは案外侮れない

それでも精一杯やってきた
心残りはあのマンガの新巻買ってないことかなぁ

お気に入りの帽子被って、行ってくるね

「行ってきまぁす」

あー、ごめんね死んでしまって
さよならだよ
だって私達もう言葉すら交わせないんだから
チラつく雪の泣ける演出
きっと白い長い髭を生やしたお爺さんが降らしてるんだ



段取りもなかなか楽じゃない
かと言って泣いてくれている人がいるのは嬉しいことだ

だってそれが私が居た証

本当に精一杯やってきた
心残りは知り合いに「ありがとう」を言ってないことかなぁ

言ってやろうか、泣かせてやろうか、

脇腹をくすぐるようにさ、「ありがとう」で泣かせてやろうか

あー、ごめんね泣いてくれて
ありがとうね
こんな私だったけど存在意義はあったのかな?
知りたいことはそれだけなんだ
私はこの世に必要とされたのかだけを知りたいんだ


神様ひどいよ
かみさまなんて信じてないけどね

人は忘れられていく物なんて
すごいことをした人しか残らないなんて

忘れてなんて言えないよ
それが私の存在意義だから



あー、ごめんね来てくれてさ
ありがとうね
あー、ごめんね泣いてくれて
ありがとうね

どうか、どうか、君も死ぬその瞬間まで


私のこと忘れないでね…


『これは、私の……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鎮魂歌

……鎮魂歌』

少し語りますw

今すぐに死ぬとかもちろんそういうわけではないのですが、これは私の遺言なのでしょう。

存在意義、この言葉に全てが詰まっています。

本当に自分がいて良かったのか、とわかるときは死んだ時なのに、自分がその場に立ち会えないのは理不尽です。

ならば、たくさんの人を泣かすことができるように、精一杯その日までは生きようと。

綺麗事は言えません。嫌いなので。ですから私のこの主張は損得感情に似ているのかもしれません。

しかし、これがこの世界のちっぽけな人間の小さなある一つの主張でもあるんです。

私は私をやめられないんです。

閲覧数:72

投稿日:2011/03/29 00:52:31

文字数:636文字

カテゴリ:歌詞

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