全てを断定し演じていた
やるせない過去の物語
構築も未熟な一芝居で
課題の提議を認めるまで
口惜しい自己を見殺せば
摂生も一際能動的

張り裂ける感受の波
浸っては繰り返す罠
落ち度無き惰性の中
いつまでも溺れたい

喜怒哀楽の狭間
見出せない中間
抉じ開けられた先の
春夏秋冬全て
肌で感じられるのならば
何もいらない
僕は役者

間違いは脚色すれば味となり
正解も演出次第で色褪せる
合いの手に判断基準委ねれば
登記簿で猥褻罪する晴れ舞台

非力を無気力に演じていた
事実上今の物語
口述も気鬱な下手を打てば
仮題の希望は終止符打つ
杳として知れぬ見通しは
見る影も潮時な影形

目もくれず目を閉じれば
カチンコな瞬きの日々
嵩を増す恐怖の水
乾くまで泳ぐフリ

道ではない居場所で
無いものを争う
突き付けられた物で
何の疑いもせず
重ね描き示していこう
夢もいらない
僕は役者

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

役者

閲覧数:85

投稿日:2015/12/08 01:01:46

文字数:392文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました