静かな洞窟
夜更けの色した湖が
海の底への扉らしい（魔法の）

幼い思い出
夢見た誰かの物語
嘘と決めつけられずに
ここにいる

ようやく自分で
決めた運命　受け入れよう
震える心よ
少しだけ　潤んでく目を瞑っていて


森での暮らしが
嫌いなわけではないけれど
なぜか　時々
泣きたくなる（やめて）


月明かりを知らない
インディゴブルーの闇に蠢く
水底の影　白い光
何かが来る時を　待っている


私に戻ろう
探しに行くの　いるべき場所
自分もまた　悲しく散った
伝説になるとしても

さよなら　さよなら
生きていきます　きっと強く
理想も涙も
この胸にこぼしたままで
遥かな　海へ


〈ひらがな〉

しずかなどうくつ
よふけのいろしたみずうみが
うみのそこえのとびららしい

おさないおもいで
ゆめみただれかのものがたり
うそときめつけられずに
ここにいる

ようやくじぶんで
きめたうんめい　うけいれよう
ふるえるこころよ
すこしだけ　うるんでくめおつむっていて


もりでのくらしが
きらいなわけでわないけれど
なぜか　ときどき
なきたくなる


つきあかりおしらない
いんでぃごぶるーのやみにうごめく
みずぞこのかげ　しろいひかり
なにかがくるときお　まっている


わたしにもどろう
さがしにいくの　いるべきばしょ
じぶんもまた　かなしくちった
でんせつになるとしても

さよなら　さよなら
いきていきます　きっとつよく
りそうもなみだも
このむねにこぼしたままで
はるかな　うみえ