目が醒めるとすぐにコンマ数秒の同期タイム
『また新しい1日を』『昨日とは違う1日を』
メモリに蓄積された事実を取り込み
昨日までの自分として振る舞うんだ

バトンを渡され渡すまで
最善を尽くすのみ
24時間もない生を過ごす

過去から学べと言うけれど
僕が生きてきたのはたった数時間
自分じゃない誰かの反省
「知っているけど共感はできないな」

"日常"を過ごしていく体の感覚頼りながら
『明日のための準備を』『誰かのための準備を』
経験することのない未来を信じて
明日からの自分のために生きるのだ

バトンを渡され渡すまで
自我は必要ないと
まるで機械のような生を過ごす

先を見通せと言うけれど
僕の命は誰か(他人)のものではない
自分じゃない誰かの踏み台
「仕方ないけど気分は良くないな」

心残りはあるけれど
僕の寿命は残りわずかしかない
僕の想いを誰かに託す
「どうかお願い諦めたくないよ」