この世に神はいるのですか?
ならば何故暴挙を許すのですか?
神の名の下ならすべて許されますか?
人が“神”を名乗っても良いのですか?
世紀末、人は惑い 飽きもせず繰り返す“理想”の輪廻
崩壊=法改の影、祈る声も助け求める手も
意味もなく絶えて――――
世界とは救いのない物語だ
どれほどのものが叶ったというのだろう
“救世主”の足元で子らは飢え国土は傷んでいる
絶え間なき狂言と呪法の雨に終わりを
いかなる聖典も愚かな“普通の”人の口で時を経て歪められてゆく
ならば、今 この無辜なる手で変えよう
たとえこの手が旧世の血で染まろうとも――――
この世は平和を望むのですか?
望むなら何故そのために争うのですか?
何故僕らは奪うしかできないのですか?
いつになれば分けることも覚えますか?
未来志向、失敗学 それでも人はご都合盲目だ
審議=真偽操作、敗者とマイノリティ
白く塗りつぶして―――――
求めたのは一握りの利益?
終わりなき憎しみと哀悼の螺旋に否を
いかなる勝利も他者を痛め踏みつけて得たならば正義ではない
break through 想像と創造止揚
芽生えた思考だけは旧き血に染まらないで
天国はいらない この身も罪人だから
ただ、“次の世代には 希望を” 私達は理想郷のためのパイロットフィッシュ
絶え間なき追撃と誹謗の火をくぐって
萌え出した時代の隙間の名もなき雑木の若枝たち
つなげ、今 柵(しがらみ)を知らぬ思いを
幾千代の世界の撞着に決着を
救いなき愚かなヒトの死=史に終わりを
我ら踏み来る道がやがては浄められ楽土の礎(いしじ)にならんことを
残酷な時代の過渡期に捧げる
“私”が愚かな世の最後のいけにえ――――
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