※注意!!
これはマチゲリータPのリン曲「リバァスドールガーデン」の小説(もどき)です。
「二次創作は嫌い」「ってかそもそも原曲知らない」「イメージ壊したくない」という方は逃げて下さい。本当に。
それでも「暇だし、零奈の自己満足に付き合ってやるか!」という心の広い方がいらっしゃったら、どうかごゆるりとお付き合い下さい。

勝手小説「リバァスドールガーデン」


私には、私達には、怖い事がありました。
それは・・・片割れがいなくなる事。
“私”だけの事かもしれない。“彼”は違うのかもしれない。
だけれど、少なくとも“私”はそうだった。
「―――私達、ずっと一緒だよね」
「そうだよ。僕達はずっと一緒」
そう言ったのに。

双眸は輝いて、手を繋ぎ笑い合うのです。
幸せに満ちた日々は続き、終わらない時間の中で。

「嫌・・・レン!」
「ごめんね・・・リン」

私を庇って、レンは空を舞った。紅色が、レンの金髪を染める。

二回の瞬きで、途切れたヒカリは「さよなら」を告げて。

「レン・・・やだッ、レン!ねぇお願い、目を開けて!レン!レンってば!」

いつものように手を繋ぎ、笑い合った帰り道。
まばゆいヘッドライト。繋いだ手が、ほどけて。
今日までがそうだったように、明日も明後日もずっとずっと、一緒だと信じていたのに。

レンは、最期にくすりと笑って。
もう動かない。
もう笑わない。
もう泣かない。
もう動けない。
もう笑えない。
もう泣けない。

鈍色はひらひらと落ちて、双眸は輝きを失う。

「レン・・・レン!ねぇお願い、目を開けて!」

終わらないはずの幸せは一瞬で。
枯れた花のように咲いた。

秒針は止まったまま、静かに佇む。

レンの葬儀を終えても、レンがもういないことが信じられない。出棺の時、まるで眠るように安らかなその顔に呟く。

「さようなら。また、いつか」

永久に続く、この世界さえも。その身に刻んだ、悲しみさえも。

レンは紅蓮に焼かれ、白に変わる。

「勝手に置いてかないでよ・・・!双りで一人って、そういったのはレンでしょう!?」

握りしめた遺灰。微かな温もりは、私の手の中で消えて逝く。

そして虚しく、灰になり消えて逝くだけの最期。
レンだったそれは、白い煙になり、闇に融けゆく。

「レン・・・ねぇレン、そこにいるの・・・?」

振り返った先にあるのは、一枚の鏡。そこに映るのは、私であって―――レンじゃ、ない。

紅蓮に焼かれた真紅の蝶も、鏡に映る番の声も。
燈る焔に揺らめく、陽炎の中で眠れ。私の願いを連れて―――


「消え逝く記憶の海の中へ沈んだ貴方へ、私の声は聞こえますか?」

喉が枯れる程、叫んだ。
叫んだのに。
私の叫びに答える声は―――ない。
在るのは唯、私を心配気な目で見るクラスメイト達だけ。
そこに、レンはいない。いないのだ。
私の片割れは、もう、何処にもいない。
レンのいた机にはただ、白い百合が揺れるだけ。
それが唯一の、レンのいた物的な証。

「レン・・・ッ!独りに、しないで!」

レンがいない世界に、意味はない。二つあってバランスを取っていたそれが一つきりになった今、全てはなんの意味も持たないのだ。

あの日、繋いだ手の温もりが霞んでしまう前に。
片割れの声を、共有した記憶を、忘れてしまう前に。

潰えた願いも、
祈る事しかできない手も、総て、

―――葬り去ろう。

一人に慣れるのは嫌だ。レンのいない思い出なんていらない。

「ずぅっと一緒だよ。だって、そう約束したもの。そうでしょう?レン・・・」

見つめる双眸。
“片方”を連れ去ってしまった。
私も連れていってほしかったのに。“片方”だけになってしまった。

私達双子は、双りで一人なのに。

だから、一人ぼっちにはさせないよ?貴方は寂しがり屋だもの。
心配しないで。私もすぐ、そっちに逝くから。

屋上の空は何処までも蒼くて、レンの瞳によく似ていた。飛び降り防止のフェンスをよじ登ると、風が心地よい。
追いついてきたらしい誰かが私の名を呼ぶ。でも、そんなコトバに意味はない。
「ばいばい」
私は笑顔で手を振る。レンとは泣き顔でのお別れだったから、今度のサヨナラは、笑顔じゃなきゃ。

永久に続く、はずの世界で。
この身に刻んだ、痛みを抱いて。

「貴方の元に、今、飛んで逝きます」と、

蒼空(ソラ)に堕ちて、

双眸を閉じる―――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

[勝手に小説] リバァスドールガーデン

はて、私はいったい何をしたかったのでしょう・・・?
「知るか!」と答えた方、あなたは正しいです。
その内もっと小説っぽくして、まともな物を上げたいです。
なのでこれは、予告みたいな物だと思ってください。
「泡沫ノ幻想」の時も、こうしてたらよかったかな・・・
二次創作小説しか書けない零奈を、今後も(もしいたら)生温かい視線で見守ってください。ブックマークしてくれたりメッセージくれたりすると、零奈的にとても嬉しいです。
どうやらうちの鏡音達はお互いへの依存性が高いようです。
大丈夫かなぁ、色々と・・・

最後に。
マチゲリータPさん、ごめんなさい。


追記
手直ししました。「前のバージョンへ」で当初のが見れます。

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閲覧数:555

投稿日:2010/11/08 21:54:17

文字数:1,839文字

カテゴリ:小説

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