関沢です。
経営コンサルタントとして、様々な企業の会議室に足を運びます。
その中で、時折「迷走している」と感じる瞬間があります。
議論が堂々巡りで進まない。誰も本音を言わない。結論が出ないまま時間だけが過ぎていく。
でも、そんな会議室でも、私は必ず「小さな希望の種」を探すようにしているんです。
先日、ある中小企業の経営会議に参加したときのこと。売上低迷について議論していましたが、
誰もが問題点を指摘するだけで、前に進まない空気でした。
そのとき、若手社員が小さな声で言ったんです。
「お客様から、以前こんなことを言われたことがあって…」
その一言が、会議の流れを変えました。
顧客の生の声には、課題解決のヒントが詰まっていた。
そこから議論が活性化し、具体的なアクションが見えてきました。
私が大切にしているのは、こういった「小さな希望の種」を見逃さないことです。
誰かのちょっとした発言、データの中の小さな変化、社員の些細な行動。
一見目立たないけれど、そこに成長の芽がある。それを見つけて、丁寧に育てていく。
商社時代の大規模プロジェクトでも、成功の鍵は常に「小さな気づき」から始まりました。
迷走しているように見える場でも、希望は必ずある。それを信じて、種を探し続けること。それが、私の仕事です。
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