煌めく朝日に息を切らせて登った坂道
あの青春みたいな日も今じゃ遠い過去
抱えていた恋も望んでいた愛も虚しく
持って産まれた人が居ると知りました
際立つ五月に降られて迎えた梅雨最中
暗い街路樹と仄かな灯りが好きでした
育てていた夢も忘れていた傷も侘しく
たった今だけしかない事を学びました
例え衰えても憶えていてと希うのです
いつか枯れ果ててもどうか思い出して
騒つく都会で息を潜めて挑んだ抜け道
そのどん底みたいな日も生きていた証
吐き捨てた嘘も数えていた金も詳しく
きっと人を語ることはできないのです
先立つ別れに呑まれてしまった東京と
雨の降り頻る夜中の景色が好きでした
諦めた純情も唱えていた永遠も哀しく
ちょっとだけ疲れてしまったのでした
例え忘れても嘆かないでと唄うのです
もしも泣き疲れてもどうか死なないで

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五月を窓から描く

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投稿日:2020/05/04 17:57:25

文字数:359文字

カテゴリ:歌詞

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