兵士達の手により牢屋に入れられたルカは、長い髪を束ねさせられていた。
ルカは暗い牢屋の中で思った。
(私が何をしたというのだろう…まさか、魔女だってバレた?)
ルカが考えていると、足音が近づいてきた。
「はじめまして、哀れな魔女さん?」
「…あなたは誰?」
「私は聖職者であり、魔女のミクよ。」
「!? な、なんで魔女が聖職者を…!?」
「馬鹿ねぇ…生き残る為に決まってるでしょう?」
ミクはルカを冷たい目で見下している。
「あなたはどうせ、魅了する魔法で王子をたぶらかしたんでしょ?」
「え?違う…」
「あら…それとも、その魔法しか使えない、低レベルな魔女なのかしら?
王子をおとせば、自分は救われるとちっぽけな脳が考えたのかしらねぇ」
「違う…」
ミクはルカを罵倒した。
「あがこうとしても無駄よ。あなたは魔女。処刑される身なのよ?」
「それは、あなただって一緒でしょ!?」
「私は城の人々に魔法をかけているから、処刑はされないわよ。
そもそも聖職者が魔女なんて、だーれも考えやしないんだから」
「そ…そんな…」
「ま、処刑は明日だから、それまでに自分の知能の無さと魔女に生まれたことへの懺悔でもしておくのね…
いい気味だわ!あっはははっは…」
ミクはルカをあざ笑いながら、去っていった。
ルカはただ泣くことしかできなかった。
***
翌日。
牢屋の前に、神威とミクがやってきた。
「さて、どう?処刑される前の気持ちは」
「…」
ミクはやはりルカをあざ笑った。
「王子、魔女の魔力の源は長い髪ということは知っているわね?
彼女が魔法を使えないようにしてくれる?」
「…」
神威は牢屋の鍵をあける。
ミクはずかずかと入り、無造作にルカの首を掴む。
「っ…!!」
「さ、王子。さっさとこの女の髪を切ってちょうだい」
もうミクは神威に対して上から目線だ。
その神威は、ただ震えた手で、ルカの束ねられた髪を掴む。
「…すまない、ルカ」
神威はルカにしか聞こえない声で呟く。
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当たり前も できない
僕を責めた いつだって
必死で 生きてるのに伝わらない
居場所が 奪われてゆく
声や視線が 雨のように...君へ続く軌跡_歌詞

駒木優
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ファントムP
(Aメロ)
また今日も 気持ちウラハラ
帰りに 反省
その顔 前にしたなら
気持ちの逆 くちにしてる
なぜだろう? きみといるとね
素直に なれない
ホントは こんなんじゃない
ありのまんま 見せたいのに
(Bメロ)...「ありのまんまで恋したいッ」

裏方くろ子
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