気づいたら　私　ソコにいて
気づいたら　君　傍にいて

気づいたら　全て消えていた
私だけ　　　気づいてなかった


幼い頃から　　君がいた
ずっとずっと　一緒だった

ご飯食べるとき　お風呂入る時　寝る時さえも

ずっとずっと　一緒だった



なのに　消えた　君は　１人　ドコカ　遠い　所へ





君の事　　ずっと　探してる
君はでも　ずっと　見つからず

気づいたら　３日経っていて
君はまだ　　ずっと見つからない・・・


ねぇどこにいるの？　早く来て
それともまさかね？　捕まったの？

そんな訳無いよ　ホントにそうかな　有り得ない事？

有り得ない事じゃ　　無いけれど・・・



どこに　いるの？　私　泣いて　途方に　暮れる　ばかり・・・





私はね　　　君と　食べたいの
おいしくて　熱い　ラーメンを

いつまでも　あれは忘れない
だからねぇ　早く戻ってよ


とんこつラーメン　君と共に
食べたいのそれを　望んでる

思い出に満ちた　とんこつラーメン　おいしかったよね？

お願いですから　戻ってきて



早く　君と　ラーメン　食べて　遊び　たいよ　私










警察は何をしているの？
「いかんせん見つかりにくいので」
それってどういう事なのよ？

君は特別な何かなの？
君は特別な事してた？
君が唯一特別なのは　君の存在

君が　いないと　何もかもが味気ないよ・・・









君の事　　　私　　　探しに行く
ひとつだけ　あるの　心当たり

だからそう　私は行くの
靴はいて　　さあ駆けていこう


ソコは君に　　　　そっくりな子が
たくさんうごめく　薄暗いとこ

私には分かる　君がどこにいるか　見つけてやるんだ

やっと見つけた？　あの子はそう・・・


「やっと　会えた」　鼻を　鳴らし　ないた　君の　笑顔





君がそう　大人に　掴まれた
また君が　鼻を　　鳴らしなく

だけれども　さっきみたいな
笑顔では　　無くてただないた


ねぇどうしてよ？　返してよ
その子は私の　　　大事なもの・・・

大人は笑う　不思議そうな顔　その口が開く

「こいつなんかの　どこがいい？」


なんで　君が　消えて　去って　しまう？　分から　ないよ・・・





こんな事　　あって　いい筈ナイ
どうしてよ　こんな　事がある？

帰り道　重い足取り
君とは　ずっと会えない・・・


今日のご飯は　豚肉の
炒め物だった　君の匂い

君の匂いって？　嘘でしょまさか　見てみなければ

豚肉の箱　書いてある










お昼に行ったところ
「養豚場」の　住所









あの君のダシでとっていた
スープはとてもおいしいの
君が好き！だっておいしいから

だけど君は逃げてった
そして君は捕まった
そして君は私達に食べられたんだ　ああ

君が　いないと　何もかもが味気ないよ・・・











気づいたら　私　養豚場（ソコ）にいて
気づいたら　君　傍にいて

気づいたら　全て消えていた
私だけ　　　気づいてなかった


鼻鳴らし　そして　「鳴いていた」
忘れない　あの　　光景は

ごめんねと　涙こぼしたの
その涙　　　ラーメンに落ちてく





君が　いないと　何もかもが味気ないよ・・・