「オピウムの還る海」

君は還る場所を探しながら
白んだ意識を虚無に溶かした
その香りが部屋に漂えば
僕らは空が壊れる夢を見る

煙草の灰の中から産まれた
傷跡だらけの天使は喋る
死んだらみんな澄んだ海へ還る
僕らはそれを信じてまた眠る

乾いたゴムを無造作に捨てる
その指さえも愛おしく見える

悲しみだけ抱いて
共に空の注射器を
射ち合って愛し合っては
そっと波に血を流した


君は還る場所を探しながら
裸足で僕のことを虐めたね
無邪気な目が嬉しそうに揺れて
白い命が死んで枯れていく

噛んだ爪が血で滲むと痛く
それが何故か可笑しくて笑ったね
その声が部屋に響き渡って
僕らは愛が窶れる夢を見る

オピウムの奇跡を信じた僕は
君の全てが美しく見える

憎しみだけ抱いて
共に空の注射器を
射ち合って叫び合っては
そっと波に血を流して
悲しみだけ抱いて
そっと波に身を任した

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

オピウムの還る海

死んだらみんな澄んだ海に還るらしい

もっと見る

閲覧数:58

投稿日:2025/09/03 12:36:34

文字数:390文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました