嘘つき羊は柵の前
隠した狼の心で足踏みしてる
草を食む暮らしに飽き飽きしてても
飛び越える勇気はないんだって

泣き虫猫は屋根の上
満月に向かって飛び跳ねている
ちっちゃなその身でも誰かを思いながら
取れない月のミルクに手、伸ばしてさ

みんなみんなもがいてるのさ
優しい夜に傷隠して
それでもきっと朝が来れば
またニセモノの表情(かお)浮かべて笑うんだろう

泣いてるの?
叫んでるの?
土まみれのその手で
本当の心はどこに埋めちゃったの?

ガムシャラな季節のパレットで混ぜて作った色で
騒々しい日々を、彩るんだ
強がりたちの歌を掻き消して
また、太陽は昇る

夢想家ニワトリは枝の上
夜中にこっそり飛ぶ練習してる
空を飛ぶ日を夢見ては落ちて
また朝寝坊して怒られるんだ

生真面目犬は小屋の中
怪我した前足をかばって泣いてる
それでも日が昇れば、ご主人様のためにさ
何でもない顔して働こうと

みんなみんな頑張ってるんだ
ホンモノの自分押し隠して
そしてまた朝が来れば
こっけいな演劇(フィクション)の中で笑うんだろう

怒ってるの?
ぼやいてるの?
陽気な歌ばかり上手くなって
叫ぶことは忘れちゃった?

デタラメな日々を耕してメロディーを紡いで
今日も唄うんだ、牧歌(まきうた)を
強がりたちの影を打ち消して
また、太陽は昇る

誰もが平和な日々の中で
それを守るため素顔の自分隠してるよ
泥まみれの衣装で上手く装ったつもりだって
ふとのぞく泣き顔がおかしくてしょうがないんだ、分かってる?

泣いてるの?
叫んでるの?
怒ってるの?
ぼやいてるの?
寂しがり屋さん、こっちへおいで
月夜の下でなら、弱くなってもいいでしょう?

騒々しい日々を耕して
それでも続いていくよ、嘘みたいなホントの毎日
強がりパストラル、僕と君のための牧歌(パストラル)
本当は弱虫な僕らのため、思いきり陽気な歌を

いつもは精一杯強がって背伸びして、
時々本当を、それでいいじゃない
真夜中に泣いて、そしたら、また笑って
“明日も頑張ろう”

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

強がりパストラル

平和な日々を装う、強がりさんたちに贈る歌。
“また明日も頑張ろう”

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投稿日:2013/08/21 14:38:41

文字数:865文字

カテゴリ:歌詞

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