事切れた薄紅が 欠けながら
部屋の底で 澱になっていく
あなたへの違和感は また注がれて
保ちそうにない 表面張力

買ってきた その花束も
僕に 振る舞った 料理も
好意の行為も 熱が機能してないの
食器を洗う 横顔を 見つめても
機械のように 微笑むだけ

正面にいる あなたは
replica senorita
姿は似せても 心は無理か
正真正銘の 愛を 愛を senorita
魔法のように 3.2.1 空中分解

心無いキスをして
ハグをして 指切りをして
搭載された プログラムを 擦るだけ
心無いキスよりも
ハグよりも 指切りよりも
せめて 心のあるさよならが欲しい

月明かり 蜜色が 抜け落ちて
同じ名前でも 違う色になっていく
その瑣末な 変化に 気づいてしまうのも
あなたと暮らしていた あかし

少しの熱で 花は咲いて
小雨でも 花は冷えて
少しの風で 花は
散るら散るら散るら

思い出たちは今
花の雨となりて
何かを縁取るように

楚々として あなたが
見つめた花びら
白い両手のひら 乗せた一片
-あの日 繋ぎ合う 二人は 確かにいた-
何処かに仕舞い込んだ
心に響けばいい

正面にいる あなたは
replica senorita
あなたを模した 虚な器
正真正銘の 愛を 愛を senorita
魔法のように 3.2.1 千切れていく

心無いキスをして
ハグをして 指切りをして
構成された システムを なぞるだけ
心無いキスよりも
ハグよりも 指切りよりも
せめて 心のあるさよならが
どうか 心のあるさよならがほしい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Replica

かしこ。の楽曲「Replica」の歌詞。

もっと見る

閲覧数:302

投稿日:2025/05/08 22:18:21

文字数:680文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました