ブーツの底で踏みつけたまんまの
噛み飽き吐き捨てた青白いガム
未練たらしくへばりついてるけど
潰れた形は俺の物なんだ
伸びて縮んでも壊れないぜ
スティッキー・バブル・ガム
スーツのポケットからこぼれ落ちた
あの満月よりも真ん丸いガム
転がり続けていずれ止まるけど
誰も拾わずただ夢見るばかり
あんたの頬に口付けたいな
スティッキー・バブル・ガム
忘れた頃にきっと
あんたは来る
口寂しいまま吐き出せずにいた
味気無くなった口の中のガム
息を吹き込んで膨らましたけど
すぐに弾けてまた噛み直してる
甘い香りに包まれたいな
スティッキー・バブル・ガム
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