貴方は私を守って死にました。

 交わった視線。

 ただ一言の告白に、

 「しってる」

 とだけ返して、一度私は事切れました。



 どうしてか、

 どうしてか、この身体はまた、温もりを取り戻して、

 どうしてか、貴方の身体は冷たいままでした。

 どうして、どうして、どうして、どうして、

 貴方が死んでしまったのでしょうか。

 私が生き残ってしまったのでしょうか。
 (いっそわたしもあなたといっしょに)



 そうして私はひと振りの剣を手に入れました。

 貴方の遺してくれた想いが、私の力になりました。

 それは酷く皮肉だったけれど。

 貴方が死んだ時には流れなかった涙が、その瞬間に、溢れだしました。
 (わたしはあなたがすきでした)
 (わたしはあなたがすきでした)
 (すきでした、すきでした)
 (まもってくれてありがとう)


 まもってくれてありがとう。
 これからよろしく、
 (貴方と共に、戦場を駆け抜ける)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

勇者の剣

某漫画をリスペクト
歌詞というには色々アレですが

閲覧数:73

投稿日:2011/06/04 21:09:40

文字数:429文字

カテゴリ:歌詞

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