寒さにかじかむ手に息を吐きながら、
大量の本を別教室へと運ぶ作業。
何故か私1人だけで作業を進めていて、
いよいよ愚痴がこぼれそうだったそんな時。
図書室のドアがゆっくりと開いた。
先生が来てくれたのかと、ぱっと振り返ると
そこにいたのは蓮くんだった。
視線がばちっと合い、
刹那ののち気が付いたように顔を背けた。
「同じクラスの、黄野坂(きのさか)……だよね?」
静寂を破ったのは蓮くんだった。
黄野坂凛(きのさか りん)。
それが私の名前。
「あっ、はい」
とっさに敬語が出てしまう。
不慣れな男子との会話と、ふたりきりの状況に
鼓動が少し速くなるのが分かった。
「ぷっ、何で敬語?」
笑いながら蓮くんが続ける。
「あ、や、何ていうか……」
返答に困っていると、蓮くんの目に
詰み上がった本が留まった。
ゆっくりとこちらへ近づきながら
ふーん、とつぶやく。
「何?これ全部黄野坂が運ぶの?」
詰み上がった本に片手をぽんぽんと置き、
蓮くんが尋ねる。
私は頷きながらそうだよ、と答えた。
またもや蓮くんはふーん、とつぶやきながら
その本たちを眺めた。
そしてそのうちの何冊かを抱えて、
俺も手伝うわ、と言った。
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