花びらいろ 硝子は満開
おとぎ話は 砕けてく
魔法が解ける 瞬間はなぜ
心地がいいの

錆びたままの 蒼い時計台
誰がわたしを 呼んだのか
歪(いびつ)な馬車 蹄の響きが
遠ざかった

昏い(昏い) 森の(奥で)
ふわり(ふわり) 浅い(目覚め)

筋書きは わたしの手の中に 
望むのは 愛成りし衝動
「この夜は、二人だけのもの」
嘯(うそぶ)いた唇を 
罪のようなKissで 埋め尽くして

シルクよりも 煌めきを込めた
普遍を纏い さらさらと
どん底から 見上げるぶんだけ
開けてく空

立ち塞がる 紅の城門を
小指の先で 一叩き
どよめきの 湧き上がる舞台を
裏返した

転落は 今日という日のため
望むのは 貴方と並ぶ明日
「この夜に、二人埋もれましょう」
淑やかに 手を取れば 
体温も熱く 踊りあった

装飾の剥がれた天秤
ひとつふたつ 薔薇を乗せ
鐘の音(ね)が なにを告げようと
鳴りやまない祝福

筋書きは わたしの手の中に
綴(つづ)るのは 愛成りし終幕
「この夜は、二人だけのもの」
語り部は 透明な靴の行く末を
知らなかった




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以下、発音イメージです。
()内は2文字の発音
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はなびらいろ がらすわまんかい
おとぎばなしわ くだけてく
まほおがとける しゅんかんわなぜ
ここちがいいの

さびたままの あおいとけいだい
だれがわたしを よんだのか
いびつなばしゃ ひづめのひびきが
とおざかあた

くらい(くらい) もりの(おくで)
ふわり(ふわり) あさい(めざめ)

すじがきわ わたしのてのなかに 
のぞむのわ あいなりししょおどお
このよるわふたりだけのもの
うそぶいたくちびるを 
つみの(よお)なきすで うめつくして

しるくよりも きらめきをこめた
ふへんをまとい さらさらと
どんぞこから みあげるぶんだけ
ひらけてくそら

たちふさがる あかのじょおもんを
こゆびのさきで ひとたたき
どよめきの わきあがるぶたいを
うらがえした

てんらくわ きょおとゆうひのため
のぞむのわ あなたとならぶあす
このよるにふたりうもれま(しょお)
しとやかに てをとれば 
たいおんもあつく おどりああた

そおしょくのはがれたてんびん
ひとつふたつ ばらをのせ
かねのねが なにをつげよおと
なりやまないしゅくふく

すじがきわ わたしのてのなかに
つづるのわ あいなりししゅうまく
このよるわふたりだけのもの
かたりべわ とおめいなくつのゆくすえを
しらなかあた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

シンデレラ・ミラージュ

投稿用 https://piapro.jp/t/aBSy
Req1000様【歌詞募集】夢幻軌道 への応募歌詞です。


シンデレラの要素を入れつつ、それを覆していくような
ダークなイメージを目指しました。
修正対応可能です。

閲覧数:133

投稿日:2025/01/09 17:00:01

文字数:1,084文字

カテゴリ:歌詞

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