A

糸杉の林を抜けて
荒れ果てた教会を横目に流した
「あそこには昔神様がいたんだよ」
君は言った 君は言った

泥濘んだ小沢を抜けて
崩れた橋のかかる谷を潜った
鈍い色放つ宝石を拾って
僕はそっと鞄にしまった

B

車も家も 街も全て
人も神様も 君も僕も
全ては揺り籠に帰るばかり

S

かみさまのいた国で 僕ら木陰で歌を歌う
儚いとそう笑えば 空は変わらず明日を示す

A'

苔むした峠を越えて
地平線に灰色の街を見つけた
「この山も昔神様だったんだよ」
君は言う 悲しそうに

僕は見る 思い出すように

S

カミサマが横にいても 僕は夢中で明日を探す
眩いたこの世界で 二人ゆっくり歩いて行く

B'

車も家も 街も全て
港の船も 錆びた文字も
樹木も草も 獣の列も
人も神様も 君も僕も
カミサマも かみさまも
みんな世界に閉じ込められて 崩れていって

S'

突然
かみさまが消えた国で
みんな終わりを知って歌う
包まれたこの世界 きっと何よりも美しいだろう

SS

カミサマも歌を歌う 僕も一緒になって歌う
明日消えるような世界で
温もりだけを確かめている

S repeat

カミサマは歌を歌う 僕ら永遠に歌い続ける
還りはじめた世界の中で
全て知っているように歌っている

Outro

カミサマは歌を歌う……

僕ら永遠に歌い続ける……

C(S'')

かみさまのいた国で
箱庭の中で歌っている
ここはかみさまの国……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

かみさまの国

"ここはかみさまの国、かみさまがいた国。"

ichikiさんに曲をつけていただくことになりました、感謝です。

補足:
歌詞記号に変則的なところがあるので。
・'や"は一部分が異なることを表します。
ex.) 最後の部分を繰り返す、延長形など
・S repeatはサビの繰り返しです。ただサビというよりOutroに近い感じで、全体としては弱まっていくイメージです。
・Cは頭二行がサビと同じ、最後で終わりに持っていくイメージです。

構成が変則的ですがよろしくお願いします!

閲覧数:162

投稿日:2018/08/08 14:48:14

文字数:629文字

カテゴリ:歌詞

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