こんにちは!一川航輝と申します。
営業という仕事を始めるまでは、街の景色はただ通り過ぎるものでした。
駅前を行き交う人、夕暮れの交差点、灯りのついたオフィスビル。
そこに特別な意味を感じることはありませんでした。
けれど、ある日を境に、同じ景色が少し違って見えるようになりました。
それは一つの商談が終わった帰り道でした。
結果がどうだったのかは、もうはっきりとは覚えていません。
ただ相手の方が最後に見せてくれた安心したような表情だけは、不思議なくらい鮮明に残っています。
営業とは、何かを売る仕事だと思っていました。
でも本当は誰かの不安を少し軽くしたり、迷いの中に小さな光を届けたりする仕事なのかもしれない。
そんなことを考えながら歩いていると、いつもの街並みが少しだけ優しく見えました。
ビルの窓に映る夕焼けも、風に揺れる街路樹も、急ぎ足で帰る人たちも
それぞれ誰かの物語を抱えながら今日を生きているように感じられたのです。
それからというもの私は景色を見るたびに、その向こう側を想像するようになりました。
目には映らない努力や、言葉にできない想い。
それらが静かに重なり合って、一つの世界を形づくっているのだと。
営業も同じです。
数字だけでは見えない信頼があり、契約だけでは語れない関係があります。
一つの出会いが未来を変えることもあれば、何気ない会話が誰かの背中を押すこともあります。
あの日から、同じ景色はもう同じではなくなりました。
世界が変わったわけではありません。
変わったのは、きっと私の見方だったのでしょう。
だから今日も人と向き合い、言葉を交わし、新しい景色を心に刻んでいきます。
見慣れた毎日の中にも、まだ名前のついていない物語は静かに息づいている。
私はそんな小さな奇跡を信じながら今日もまた一歩前へ歩いていこうと思います。
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