街角の声は 僕たちを遠ざけ
素直になれない僕を残した

「また、会えるよ」なんて強がりは
慕う気持ちには敵わないと知る

ひとつの風化する思い出にしたくないから

駆ける 君へと
伝えるのは虚勢ばかりじゃないはず
弱い自分を 守ってばかりじゃ
君を守れないんだ

空港のゲート 遅れを待つ彼女
ぼんやりと独り 項垂れる様子

引き止めてくれるはず
なんて期待しすぎたのかな

「同じ夏は二度と来ない」
なんて誰が言ったのだろう
当たり前のように横にいた君の面影が残る

出航のベルが鳴り始めたころ
2人の影は重なる
お互いの声にならない気持ちが
2人を包んだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

巡る夏を追い越して 【オリジナル曲】

「第3回 キネティックノベル大賞 音楽部門」の応募作品です!

閲覧数:161

投稿日:2021/09/29 18:40:57

文字数:279文字

カテゴリ:歌詞

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