こんにちは!鴨川宗平です。
だれもいない夜の底で耳を澄ましていると、世界が静かに摩耗していく音が聞こえるような気がします。私が普段扱っている映像という名の頼りない光も、液晶の冷たいガラスを一枚隔てた向こう側で、あっけなく消えていく幻にすぎません。真っ暗な静寂の真ん中に、最初の一滴の音を落とすとき。あるいは、何もない虚空を鋭い色彩で切り裂くとき。私たちはみんな、自分の胸をひっかいて、そこから溢れ出た乾かない何かを言葉に変えています。
遠い銀河の端でだれにも気づかれずに燃え尽きていく星のように、私たちの心の中にある歪んだ美しさも、外へ吐き出さなければいつの間にか自分の輪郭を溶かしてしまいます。だからこそ、私たちは暗闇の中でキーボードを叩き、ペンを走らせ、捕まえられない何かを形にしようと指先を血に染めるのです。その姿は、見ていられないほど脆く、けれど言葉を失うほど透き通っています。届くかも分からない祈りのような呪いを、凍りついた夜空へ向かって放ち続ける、どこか狂った営みがここにあります。
バラバラの破片を繋ぎ合わせてひとつの流れを作るとき、私は時間の流れを都合よく歪めているような、冷たい錯覚に囚われます。一秒を何百にも切り裂いたそのわずかな隙間に、どんな孤独の色を滑り込ませるか。最初のまたたきで他人の網膜に逃げられない傷を残すための仕掛けは、まるで奈落の底でまだ見ぬだれかと視線を交わすような、静かな戦いに似ています。多くの言葉を語るよりも、あえてすべてを闇に沈めるような空白を置くことで、世界はより深く、そして美しく狂い始めます。
私たちが本当に求めているのは、傷一つない完璧な嘘ではなく、今にも壊れて飛び散りそうな体温の、泥にまみれた本物の鼓動ではないでしょうか。すべてが消費され、忘れ去られていく時の流れの中で、だれかの精神の底に永遠に居座り続けるような、消えない記憶を遺したいと願っています。それは孤独な夜をさらに深く染め上げる光であり、いつか終わる世界で、きみだけが受信できる手紙のようなものです。
まだ名前さえ与えられていない、胸を焦がすような違和感に確かな形を与え、だれかの心に二度と消えない爪痕を刻む物語を、私と一緒に引きずり出してみませんか。闇の奥で息を潜めているあなたの想いを、光と音に変えて、世界の果てまで届けるための手伝いをいたします。いつでもこの歪んだ宇宙の片隅で、あなたの指先が動くのを待っています。
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