曇った窓の外 今日も同じ景色
モノクロのニュースが 心を擦り減らす
コーヒーの湯気さえ ため息まじりで
誰かの声が ふと耳をくすぐった

見慣れた画面に 煌めく君の影
知らなかった色が 胸を染めてく

きらきら揺れる ネオンのステージで
笑う君が この世界を照らすよ
踊る音符に 心が解けてく
僕の退屈 消えていった
バーチャルじゃないよ
君は 本当に ここにいるんだ

誰にも言えない 本当の気持ちを
君の歌だけが 見透かしてくるよ
飾らない言葉 ちょっと不器用で
それがなぜだろう 一番あったかい

イヤホンの向こう すぐそばに感じる
一人じゃないこと 教えてくれる

星屑みたいに 散らばる希望を
君はそっと 拾い集めてくれる
透きとおった歌声で 孤独さえ溶けて
僕の時間が 少しずつ変わる
会えない日でも 君はそこに
光るスクリーン 魔法の窓さ

涙こぼれた夜も
君の声がそっと 僕を包んだ
「おやすみ」だけの ひとことが
どうしてこんなに あたたかいんだろう

いつかリアルが 息を吹き返して
夢の続きを 僕も描けるかな
だけど今ならば この瞬間だけで
救われるんだ それでいいんだ
バーチャルじゃないよ
君がくれた このセレナーデ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ミラーワールド・セレナーデ

Pu3Po 1st EP

閲覧数:51

投稿日:2025/05/04 11:44:08

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

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