土瀝青、頬に痣刻み付けて
眼前にズキリと空掻き暗す
喘鳴も強かに上げていた
刃の反転、映るボクは逆さま

劇症化 救われるのでしょうか。
感情と行動は、交差して
劇症化 皆、虎狼の先天性
真夜中、爪毟る癖も錆びた様。
いつの間にか 薔薇も嫉む

幸せに飽いた鋒はボクを貫いた
想定を超える血の量、皆帰路辿る
間もなくボクの人世は鍵が掛かる
もう凍み憑いた 呪いの眼から 熱が移ろう
永遠の容 歪み崩れていく

今日 ×(バッテン)埋め込まれたボクは
≪奴等と同じ≫と錯覚に陥る
いつからか彼は自身
「アリアに融けている。」と 疑わず

劇症化 此れがボクへの昇華
奇天烈に 退屈に カリカチュアを
いつの間にか 薔薇朽ち

灯盗蛾、舞う少女
独り泣いて腫らす 2つの眼を

透明のあの子は無視した ボク、皆の狭間
輪廻の熔ける時間と暮らしていた
ボクはあの子と確かにリンクした様だ
写真、温度、言語まで 人間に模られ
永遠を罰とした地獄にて。

気付けばあの子の眼は潤んでいた
もう逃げ出す気力もカスケードへ

ボクは匿った 自らの命だけ
彼女の声とうに止んでしまったの
容崩れた 遭うコトの無かった幸せ
夢見るコト 手放して 叫ぶ

真実を、存在を確かめて尚
もう一度フォークを押し当てて血を眺む
周りは訝し気にボクの赤色を視ている
奴等の眼に映るのは 赤くもないあの子と。
永遠がボク等を許すコトは無い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

イグノアの反芻 歌詞

イグノアの反芻の歌詞です。

閲覧数:340

投稿日:2021/01/20 20:14:47

文字数:603文字

カテゴリ:歌詞

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