はじまりのぺるそな

A
神に魅入られた哀れな子
足跡ひとつ残さずに
森の外れ小さな社(やしろ)
寂れた祠の最果ての末路
B
仄暗い灯火揺れて
命の徒花ひとひら舞う
手招く眼と目が逢う時に
深い闇へ堕ちていく...

彼女たちは物語を作る。その【エンドロール】が褪せるまで、永遠に。
暗闇に響くカーテンコール。
やむことのない、観客達の喝采。
それらの音を、もっともっと響かせてほしいと願う。それこそ、永遠に。
しかし、それは永久に続くことはなく、開演ブザーが鳴り響く。
幕が上がると同時に、観客達の【目】は彼女たちに...

勘違いばかりしていたそんなのまぁなんでもいいや
今時の曲は好きじゃない今どきのことはわからない
若者ってひとくくりは好きじゃない
自分はみんなみたいにならないそんな意地だけ張って辿り着いた先は1人ただここにいた。
後ろにはなにもない。前ならえの先に
僕らなにができるんだい
教えてくれよ
誰も助けてく...

いったいどうしたら、家に帰れるのかな…
時間は止まり、何度も同じ『夜』を繰り返してきた。
同じことを何回も繰り返した。
それこそ、気が狂いそうなほどに。
どうしたら、狂った『夜』が終わるのか。
私も、皆も考えた。
そして、この舞台を終わらせるために、沢山のことを試してみた。
だけど…必ず、時間が巻き...

空白の夜の下
作詞作曲 左右対称_
歌唱 KAITO
眠れない夜の下 君の姿を探してる
追いかけた あの日のように 二度と戻れないはずなのに
浮かんだ 滲んだ光の下 君の姿を見た
行き場のない笑気楼のように 消えた君の横顔
冷たくて 悴んだ手を ほどいた 君を見つめていた
気づかずに 振り返って も...

A 聞き飽きたテンプレの言葉 ボクは今日も人波に呑まれる
『ほどほど』を覚えた体は対になるように『全力』を拒んだ
B 潮風を背に歌う 波の音とボクの声だけか響いていた
S 潜った海中 静寂に包まれていた
空っぽのココロは水を求めてる 息もできない程に…