「デイドリームナイト」

1A’
不気味なあの館から招待状が届いた　
23:59に来いと文字が揺らぐ

1B　
「お入りください」　ブリキのようにぎこちなく歩く執事
軋む階段上がっていけば　あの主が待ち構える

1S
ダンスホール　華やかな空間　
優雅に舞い踊る人々に魅了される　
「さあ、貴方も」 囁かれ　夢中で　シャンデリアの光浴びて

2A　
ひとりで休んでいると　2人の子どもが近づいて言う
“Trick or Treat”　と　何もないんだと答えた瞬間

2A’
いたずらするぞと歌い　ぐいっと手を引っ張って　
どこかへ連れて行こうとする
長く暗い廊下

2B　
「何をしている？」　主が叱る　子どもたちは俯いた
「ごめんなさいね」　奥様も言う　気づけば　家族勢揃い

2C
もう夜も深まったと　時計を見れば23:59で
謎を残して主に再びあの部屋へと導かれる

2S
ダンスホール　華やかな空間　
優雅に舞い踊る人々に魅了される　
「さあ、続きを」 囁かれ　夢中で　シャンデリアの光浴びて


S
デイドリームのようだな　夢でも現実でもない幻の世界
「ああ、このまま・・・」 願ってしまうほど　永遠に踊りたい



～かな～　※（）で1音

1A’
ぶきみなあのやかたから　しょうたいじょうがとどいた　
じゅういちじごじゅうきゅうふんに　こいと　もじが　ゆらぐ

1B　
「おはいりくだ（さい）」　ぶりきのように　ぎこちなくあるくしつじ
きしむかいだん　あがっていけば　あのあるじがまちかまえる

1S
だんす（ほーる）　はなやかなくうかん　
ゆうがに　まいおどるひとびとにみりょうされる　
「さあ、あなたも」　ささやかれ　むちゅうで　しゃんでりあのひかりあびて

2A　
ひとりでやすんでいると　ふたりのこどもがちかづいていう
“とりっく　おあ　とりーと”　と　なにもないんだとこたえたしゅんかん

2A’
いたずらするぞとうたい　ぐいっとてをひっぱって　
どこかへつれていこうとする
ながく　くらい　ろうか

2B　
「なにをしている？」　あるじがしかる　こどもたちはうつむいた
「ごめんなさいね」　おくさまもいう　きづけば　かぞくせいぞろい

2C
（もう）よるもふかまったと　とけいを　みればじゅういちじごじゅうきゅうふんで
なぞをのこしてあるじに　ふたたび　あのへやへとみちびかれる

2S
だんす（ほーる）　はなやかなくうかん　
ゆうがに　まいおどるひとびとにみりょうされる　
「さあ、つづきを」　ささやかれ　むちゅうで　しゃんでりあのひかりあびて

S
（でい）どりーむのようだな　ゆめでもげんじつでもないまぼろしのせかい
「ああ、このまま・・・」　ねがってしまうほど　えいえんにおどりたい