1:こばるとぶるー。
プロローグ

「あなたは誰?」
「わたしは...」
ぐるぐると回る思考回路、あなたの頬に涙がこぼれた。
       *        *         *
「沙奈!」
目を開ければそこは、海だった。
真帆がわたしを呼んでいる。
夢だったのか。
わたしは海に向かっていた車の中で寝てしまったことを
今更思い出す。
それにしても本当にあの人は誰なんだろう。
「はい〜!」
「水着に着替えて!せっかく海に来たんだから泳ごうよ♪」
「嫌だよ。」
「あ、まさか泳げないんじゃ...!」
「泳げるよ〜!はいはい、今着替えるから待ってて。」
まったく、真帆は強引だ。
「準備おっけ〜、行こう!」
「おう!」
走っていく熱い砂浜。何年ぶりだろう。
思いっきり泳ぐ。日頃の鬱憤が吹き飛ぶ。


まだ付け足します。最後の部分だけ思いついたので書きました。

        *        *        *
エピローグ

「あなたは...」
思い出したようにわたしは言う。
もうずっと前から思い出していたけれど。
「蒼衣。」
さようなら。
重なった蒼衣とわたしの声。
それと同時に、蒼衣は消え、夢から覚める。
頬にはまだ暖かい涙が伝っていた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君色まふぃん1

自作小説です。
未完成ですが、読んでいただけるとありがたいです。
好き嫌いが分かれると思います。
嫌いでもどこかをなおして変わるものなら教えて下さい。
意見、感想、などお待ちしております。
物語に沿った歌詞や曲などももしおつくりになられたら
見てみたいです。

閲覧数:69

投稿日:2015/09/10 23:20:28

文字数:527文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました